『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』
感想
俺達を誰だと思ってやがるっっっ!!!
もうこれだけ。余計な感想何て書くだけ野暮、ってのが感想。熱くて、泣けて、スタッフもキャストも何もかもどこもかしこも螺旋力溢れた、まさに傑作!
やー、もう、ただただ面白かった!
それでもまぁ、語りたい事だけ以下ネタバレ感想で。
ロージェノム、大活躍!
今回の『螺巌篇』で大活躍したのがロージェノム!
アバンでのシモンとの死闘。生体コンピューターとして再生した後の、カテドラル・ラゼンガンへの適当すぎるハッキング! さらに、認識が実体化する隔絶宇宙にあっては、天元突破ガンメンズに混じって一人「生身」!
ちょwwwwこのロージェノム弾けすぎwwwww
てか、この生身ロージェノムってまさかこれが「天元突破」状態なのか!? そう言えば、本人も「ガンメンなんてこんな程度」とか何だとか言ってたっけ……。
元螺旋王、恐るべし!
螺旋力の真の効力
螺旋族が螺旋力をより強力に使おうと進化し続けた結果、その螺旋エネルギーは内から一人一人の人間を食い破り更に進化し、最終的に宇宙最大の螺旋である銀河となる。それらの銀河は過剰化し最終的に宇宙全てを飲み込むブラックホールへとなり、宇宙そのものが無に帰ってしまうという現象。
それが、螺旋力が引き起こすスパイラル・ネメシス。しかし、螺旋力の真の恐ろしさはそんな所には無い! 螺旋力の真の恐ろしさ……それは、ショタっ子をムキムキまっそーなオッサンに変える事に他ならない!
考えてもみろ! ニア似の絶対可憐なショタロージェノムも、螺旋力の覚醒により胸毛が銀河のムキムキなオッサンに!
シモンにいたっては、声が柿原徹也氏から菅生隆之氏に変わると言う超絶変化!
おお、げに恐ろししきは螺旋力よ……! アンチスパイラルが己の進化を止めてまで螺旋族を封じ込めようとした意図が分かると言うものだ(ヲイコラァ!)。
続く絆
春の天元突破祭り! とも言うべき天元突破ガンメン達が合体して誕生した超天元突破グレンラガンのビジュアルは、まさにグレン団の魂とも言えるカミナそのもの!
そしてそこからアニメ本編の、
「天元突破グレンラガン→超銀河グレンラガン→アークグレンラガン→グレンラガン→グレン→ラガン」
のドリルリレーを上回る、
「超天元突破グレンラガン→天元突破グレンラガン→超銀河グレンラガン→アークグレンラガン→グレンラガン→グレン→ラガン→シモン」
と、笑っていいんだから燃えていいんだかさっぱりわからなくなるほど感動するドリルリレーに!
シモンとアンチスパイラルの壮絶な殴り合いと生身ギガドリルブレイクの激突の末、アンチスパイラルの「ならば……この宇宙、必ず護れよ……」に返したシモンの言葉は、
「当然だ、お前も信じてくれ……俺達人間を」
きゃあああああああ! とこの時点で興奮のボルテージ急上昇。
本編の「人間はそこまで愚かじゃない」と言うセリフは、いかにも暴走する螺旋族っぽくて好きじゃなかったが、こちらは違う!
シモンをカミナが殴りに来たように、ロシウをシモンが殴ったようにう、ロシウをキノンがビンタしたように、螺旋族を代表してシモンを間違った事をしているアンチスパイラルを殴りに行ったのだ! 「お前の信じるお前を信じろ!」が、遥かなリレーとなってここに結実!
いつか未来へ
クライマックスの連続で、息もつかせぬ傑作でした。
いつか未来で放映される『新劇場版 天元突破グレンラガン:序』でまた会いましょう(放映予定はありません)!