中島かずき『天元突破グレンラガン(4)』
- 作者: 中島かずき,品川宏樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/12/19
- メディア: 文庫
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ヨマコ先生の登場からアンチスパイラルとの最終決戦まで、怒涛の展開で「語り尽くせば日もまた昇る」物語が語られる。
この最終巻で個人的に最大の見どころだと思うのが、キッド、アイラック、アーテンボロー達の死の変更。彼らが死力を尽くして戦い、散っていった事は変わらないが、その理由が大きく変更されている。
超絶螺旋発動機関となって、螺旋力を振り絞るシモン。しかし彼とて生身の人間、限界が訪れ休まねばならなくなってしまう。そのシモンが、キッド達の犠牲で休めた時間、それが「一分一秒」だった。本編とはまた違った重い意味合いを持つ「忘れるものか、この一分一秒を」に体が震える!
ノベライズでも魅せてくれた『グレンラガン』であった。