第2話「タツヤが心配 相棒は超ウザロボット」

ストーリー

 訓練不足のタツヤの教育係を、AI内臓のレスキューメガホーン・TF-Qが務める事になった。口うるさいTF-Qにうんざりするタツヤ。
 そんな時、超火災が発生。レスキューファイアーが出場する。

第一感想

 マスコットキャラ、TF-QことQスケが登場!
 こ、これは可愛いわぁ、あざといわぁ、と萌えるやら悔しいやら、複雑な気持ちで見ていましたとさ(ヲイ)。
 世界観的にも、人間とAIのコンビ、と言う所からも、『レスキューフォース』における輝とコアストライカーマックスの経験が活かされているのはもはや確実。
 しかしファイナルレスキューの小型ビークルによる突撃だとか、AIの教育係だとか、コアストライカーマックスは色々な意味で偉大な業績を残したんだなぁ。
 以下感想。

不足気味なタツ

レスキューフォース』時代から引き継がれた、立体映像による訓練。その後のビークルによる訓練で明らかになったのは、ファイアー1、タツヤの訓練不足、自覚の不足。
 トライバッシャーの命中率も六割、ビークルのフォーメーションでは、自分が前に出すぎで失敗。かつての輝以上に、ちょっと未熟さが目立つタツヤだった。
 これでは、リツカに「レスキューにもう一度は無い」と言われても仕方が無いところだろう。

「ミス・クールビューティーじゃなかったんスか?」

 ユウマに対するもっともなツッコミに吹いたw
 何かこのまま、「ミス・○○〜」って呼び方がどんどん増えていきそうな予感w 

タマちゃん

 レスキューファイアーの基地の食堂で働いていて、妙な新メニューを作っているタマちゃん。
 彼女もあざといと言えばあざといが、しかしQスケに比べればそれほどあざといとは感じない。何て言うか、そんな視点でものを見るなよ、と自分が嫌になって来る。
レスキューフォース』で言う所の、ナンシー総指令的ポジションのキャラだろうか?

スパイラルハイウェイ

 スパイラルカタパルトだなぁ、と思っていたら、名称はスパイラルハイウェイでした。レスキューファイアーは小型ビークル三台で現場に出動するのがデフォルトなので、こういう仕様になっているのか。スパイラルカタパルトは、あくまでコアストライカーマックスのためだったもんなぁ。

ジャカストの活躍

 なんだかジャカストがしょぼいなぁ、などと不埒な事を考えていた前回だが、今回のジャカストの活躍でちょっと思い直す。
 確かにデザイン自体はアレだが、その活躍は訓練から実戦。さらに幹部へのお仕置きまで、実に多岐に渡る。アクストもそうだったが、ジャカストも物語にかかせないファクターの一つだよね、うん。

「トライバッシャーに君のレスキュー魂を込めるんだ!」

 ちょwwwwQスケ、言う事がファジー過ぎるwwww
 AIのくせに、凄い事言ってるよこいつ! コアストマックスの影響が、こんな所にも!?
 トライバッシャーの必殺技ブリザードバレットを発動する際の言葉だったが、個人的には(もちろんレスキュー魂を込めているのだろうが)、スーツのジェネレーターからのエネルギーを掌のプラグを通してトライバッシャーにチャージしている、と勝手に妄想補完。

レスキューメガホーンに込められた想い

 今回登場した火炎魔人・イヌカエン。小学生が隠れて飼っていた子犬だったが、中学生にいじめられ、その復讐の炎が火炎魔人となって暴走していた。
 しかしレスキューメガホーンに込められた想いの声が、子犬を復讐の炎から解放し、結果として子犬も殺さず、火炎魔人を爆鎮する事に成功する。
 前回のエピソードでもそうだったが、レスキューメガホーンと言うアイテムの使い方が非常に印象的。
 ファイナルレスキュー承認のプロセスが省略されたのは、このメガホーンに関するドラマを描く意図があったからか。
 声に込められた真摯な想いが、復讐の炎に囚われた心をレスキューする。『レスキューファイアー』で爆鎮するのは、超火災ももちろんだが、この復讐心も含まれているのだろう。
 そこはかとなく、大淵を救えなかった輝の無念が反映されているような胸キュンアイテムである。

次回は

 ミス・パーフェクトことリツカがメイン。まさかこれがフラグだったとは以下略。