第48話「どうする響助 もうひとりのR2」
ストーリー
山間の村で開かれた防災イベントに参加したR2=響助。だがそこで、響助はある少年から「R2の偽者」と呼ばれてしまう。何と地元の消防署長・神谷は、元R2だったのだ。元レスキューフォースがどうしてこんな小さな村で働いているのか分からない響助。
そんな時、村にネオテーラが現れる。
第一感想
レスキューフォースを引退した男性陣は、みんなあんな前髪の長いイケメンになんのかなぁ……?
と、凄く馬鹿な事を考えてしまった自分(ヲイ)。いやだって! あの人イケメン過ぎますッッ。第一期レスキューフォースは男性陣のレベルが高い……!
以下感想。
防災イベント
前回のレイと寿里の小学校の防災訓練イベントに続き、響助も田舎の村の防災イベントに参加する。
響助一人だけではあるが、レスキューダイバーで村にやって来て、ホログラム火災を防ぐ……と、かなり豪華と言うか、気合いが入ってるイベントのように思える。
よくこういう防災イベントを行っている描写があるが、レスキューフォースぐらいのチームになるとその手のイベント依頼が殺到していそうだ。こういう広報活動も、レスキューフォースの重要な仕事の一つなんだろう。
元R2・神谷
小さな村の消防署長・神谷。彼こそ、第一期レスキューフォースのR2だった。
石黒隊長曰く「ああ見えて人使いが荒い」そうだが、確かに大量の防災チラシを響助に配らせていた手腕を見ると人使いは荒い方らしい(笑)。しかしその間も、神谷は自分の仕事をやり続けていたのだから、単に人を使うだけの男では無く、自分でもしっかり仕事をするタイプなのだろう。
第一期レスキューフォースの男性陣の三人。大淵、石黒、神谷。その内の二人、
- 石黒→前しか見えない突貫新人。
- 大淵→理知的に突貫する男(笑)。
と、突貫タイプぞろいなので、現役時代、神谷は彼らをクールに操縦していた事がうかがえる。
駐在さんが慌てて駆け込んで来た時にも、決して慌てず騒がず、合理的にレスキューを進めていた姿が印象的だった。
しかしその中にも、煮えたぎるような「熱血」が確かに潜んでいて、なるほど、確かに元レスキューフォースなのだ、と思わせられる男だった。
今週のネオテーラ
今週もクライシスメーカーを使用し、乾燥災害を発生させるネオテーラ。しかしこのクライシスメーカー、ダークコマンダーと連動している。取扱説明書不要なバージョンアップタイプか?
目撃者の口封じをしたりと、今週も同情出来ない凶悪な部分を見せる。
しかし「火打ち石、発動!」には吹いたwwwww 何でそんなところだけアナログなんだw
神谷の後悔
元レスキューフォースR2と言うエリートでありながら小さな村の消防署長に納まっている神谷の生き方を不思議に思う響助。
神谷はかつて、小さな災害と大きな災害を天秤にかけ、迷いに迷った末、大きな災害を選んだ。その結果、大きな災害の鎮圧に成功した。しかし、小さな災害の鎮圧は叶わなかった。助かったのは、最初に神谷が助けた少年一人だけ……。
その罪滅ぼしのため、レスキューフォースを辞め、少年のいる村の消防署長を務める事にした神谷。
しかし神谷が歩んだ一〇年は、単に罪滅ぼしのためだけじゃない。災害は決して無くならないが、地域住民一人一人の防災意識を高め、未然に災害を防ぐ。レスキューフォースとして大きな災害に立ち向かう事の他にも、地域に根差した防災。小さな災害を防ぐ、そんなレスキューを神谷はずっと続けていたのだ。
そのレスキューに対する志の高さは、レスキューフォースとして働き続ける他のメンバーと一切劣るものが無い。少年が響助を偽者と呼ぶのも分かる。神谷は、少年にとってたった一人のヒーローだったのだから。
響助の道
レスキューダイバー単体ファイナルレスキューも決めて、初代R2の志を知った響助。レスキューフォースと言う大きな職場で大きな災害に立ち向かうだけがレスキューでは無い。そう「目立ちたがり」な所がある響助が知った時、次に選ぶ道は……?
次回は
ネオテーラ最後の作戦! ついに、ついにクライシスメーカーまで無くなったのか……(ヲイ)!