#12「グランデの挑戦」
ストーリー
惑星ハマーの極点から強大なエネルギー反応が観測された。レイブラッド星人復活の予兆であると感じたレイは、仲間達と共にそこに向かう。だがその前に現れたのはグランデであった。
第一感想
相変わらず、ケイトが弟大好き過ぎる……!
グランデにも教育係である姉がいたそうだが、その姉も、こんなに弟大好きだったんだろうか……。はたまた、ケイトが群を抜いて弟大好きだったのか……。
姉好き度は、グランデの方が圧倒的に上そうだけれどw
以下感想。
姉と弟
精神体となったケイトと交信するレイ。レイは仲間達との絆に応えるためにも、宇宙を恐怖と混乱で支配しようとするレイブラッド星人を許せず、この復活を阻止する事を誓う。
ケイトは「レイが全宇宙の支配者となる姿を見たかった」と若干未練を残しつつも、それでも最後は弟の意思を尊重し、戦いに送り出す。
ケイトお得意の「だが、死ぬなよ。我が弟よ」に対し、初めてレイが「姉さん」と答えた一連のシーンが印象に残る。
初めてケイトを「姉」と思っている事を口に出したが、そこにはケイトはもういない……。レイブラッド星人、許すまじ! と言う気持ちをますます強くさせる。
今週のレイオニクスバトル〜決勝戦 VSキール星人グランデ〜
レイブラッド復活の予兆、極点を目指すペンドラゴンの前に現れたのは、キール星人・グランデ!
レイオニクスハンター部隊の行動と、これまでのレイオニクスバトルから、ついに惑星ハマーに残ったレイオニクスはレイとグランデの二人だけになってしまった。
レイはこれ以上レイブラッド星人に踊らされるのは嫌だから戦いをやめようと主張するが、グランデはこれを一蹴。
曰く、
- 楽しいバトルがしたい。
- 後継者争いには興味がないが、グランデを覚醒させるため死んだ姉に報いるため戦いをやめるわけにはいかない。
と言う理由で、レイオニクスバトル決勝戦が開始される!
五〇年後の戦いと同じく、地球人とキール星人のレイオニクスによる頂上決戦。両者とも教育係であった姉を喪ったと言う共通点を持ち、またゴモラとレッドキングと言う戦いはゲーム版での主役怪獣同士の戦いでもある。
まさにこれから続く因縁、その全ての始まりと言える戦いかも知れない。
それにしても、姉の事を語るグランデの、あの無表情な哀しさと来たら……! 氏の演技力、万歳! としか言いようのない、絶品さだった。
教育係制度
どうもより強くレイブラッドの遺伝子を受け継いだレイオニクスには、教育係がつくらしい。
しかし五〇年後、その教育係はレイオニクスの兄弟では無く、怪獣であるピグモンがついている。レイブラッドはレイとの戦いで生き延びた後、造反を防ぐために教育係を御しやすい怪獣に変えた……なんて裏設定がありそうだ。
レイオニクスに干渉するのは、多分意味無いんだろうなぁ。何たって、自分自身と戦っているようなものだしw
ゴモラVSレッドキング
主役級同士の怪獣プロレスは迫力満点! 今回のエピソード最大の見どころだろう。
迫力の肉弾戦は、それぞれレイオニックバーストに代わるブレイブバースト、レイのレイモンへの変化等等、様々な切り札を出し合って、レイとゴモラが勝利する。
しかし、レイはグランデにとどめを刺す事を拒否。
- 「命を弄び、力で宇宙を支配するレイブラッドを許さん!」
- 「これ以上、レイブラッドのために血を流すのは、嫌だ!」
と、徹底してレイブラッド星人とは違う道を行く覚悟を持ち、なおかつその意思を徹す力を持ったレイの姿が鮮烈だ。
エネルギーフィールドを飛ぶリトラ
レイを運び疲労困憊になるリトラにきゅんっ!
やっぱり『大怪獣バトル』の永遠の萌えキャラはリトラで決まり(ぇー)!
最後の試練
レイオクスバトル最後の試練としてレイブラッドが繰り出したのは、アーマードメフィラス。さらに、アーマードメフィラスが控えると言う総力決戦!
怪獣使いがレイオニクスであるのに対し、その大本であるレイブラッド星人は宇宙人、そして本来生物ですら無いアーマードダークネスまで操る事が可能であるらしい。
それが分かる理由は、レイがゴモラのダメージをフィードバックしている事から。強制的に真のレイオニクスバトルって、さすがに鬼畜だ。
さすが、と言うべき強さであるが……。こんな所でも使われる、アーマードメフィラスが哀れ(苦笑)。せっかく、メフィラスブレード使えてるのにねぇ。
帰ってきた大怪獣バトルファイル
今週はレッドキング!
「得意技は岩石投げ!」……いや、画面では蹴りつけてますけど(笑)。
次回はさらにパワーアップ?……EX!?
次回は
ついに『ウルトラギャラクシーNEO』最終話!
ペンドラゴンクルーの運命は?! そして当代最強のレイオニクスバトラー、レイとグランデのタッグによるレイブラッド星人との決戦は!?
これがゲーム/コミック版に続く過去の物語として完結を迎えるのか、はたまた、さらなる戦いへの序章となるのか……。次回が待てない!