GP-FINAL「正義ノロード」
ストーリー
デウス・ハグル・マギアを破壊するため、ヨゴシマクリタインに立ち向かうゴーオンジャー。戦いの末デウス・ハグル・マギアの破壊には成功したが、さらにパワーアップしたヨゴシマクリタインが街を襲い始め……。
第一感想
『炎神戦隊ゴーオンジャー』もついに最終話！
一年間、正義ノロードを突き進んだ正義ノミカタ達の物語もついにファイナルに。
それでも、最後の最後までいつも通りだったゴーオンジャー達、炎神達。そして中の人達(笑)の姿が印象的だった最終話だった。まったく、ゴーオンジャーはかっこよすぎる……！
以下感想。
デウス・ハグル・マギア攻略戦
デウス・ハグル・マギアを破壊するため、ヨゴシマクリタインに挑むゴーオンジャー。
初期メンバー三人ながら、正義解散で揺らぎに変えられた仲間達。散っていったケガレシアやキタネイダスの遺志も継いで、果敢に戦う姿が印象的。
独裁者ヨゴシマクリタインに仲間の絆を信じて戦う究極の民主主義的なゴーオンジャーの構図が徹底されている。
蛮機獣を造る工房(?)にヨゴシマクリタインを閉じ込め、スピードル、バスオン、ベアールの三人でカンカンカンエクスプレス！ この三人のソウルの使い方も最後まで効果的でよかったポイントだった。
復活の仲間達
デウス・ハグル・マギアを破壊した事で無限の蛮ドーマ軍が消え、揺らぎに変えられていた仲間達も復活する！
ギンジロー号のゴーオンギアが転送され、そこで初めて仲間達が戻って来た事が分かる。前回、走輔がこの武器で仲間達の想いを受け継いでいる事を高らかに宣言しただけに燃える演出だ。
素顔のロールコール！
昨年の『ゲキレンジャー』では、「スーツアクターの本気、見せて上げる！」ってな感じで顔出し名乗りは無かったが、今年の『ゴーオンジャー』ほど顔出し名乗りにふさわしい戦隊はそうないだろう。
ヨゴシマクリタインがゴーオンレッドのメットを無残に踏み潰した所でドキッ！ とさせられて、そこからメットオフ状態での名乗りに突入する萌える流れに心臓バクバク！
最終話であっても、劇場版とは違いゴーオンジャーとゴーオンウイングスの二チーム構成を貫いたのは、シリーズ構成の武上氏のこだわりかな？ 正確に言うと、ゴーオンジャーもファーストチームとセカンドチームに別れて三チーム戦隊なんだよなぁ。それぞれまったく別々の人生を歩んでいた七人が平和のために団結できる。そんなメッセージが複数チーム構成から伝わってくるようだ。
後、一番吹いたのはゴーオンウイングスの「テイクオフ！」。め、めちゃくちゃ回ってるー(笑)！
無敵のエンジンオーG12
分かっていた事ながらエンジンオーG12つえー！ 最終話仕様とは言え、ヨゴシマクリタインにも勝ってしまった！
さすがゴーオンジャー＆ゴーオンウイングスと、それぞれの相棒である炎神達が一つになった姿。めでたく勝率一〇〇%！
でもヨゴシマクリタインの「アイムソーリー！」の辞世の句に色々持っていかれたのは内緒だ(笑)。
それぞれの人生へ
前半をガイアークとの決戦に。後半は炎神達と別れた走輔達の「その後」を描いたのも、『ゴーオンジャー』の特徴的な所。
軍平は警察に戻り、特犯係に(セットがまんまw)。
範人は再びフリーターに。って、相変わらず軍平と仲がいいなぁ(笑)。あのギンジロー号もとい、GUNぺい号も気になる所では、あるw
大翔と美羽は須塔財閥を継いでいるようだ。
早輝はお菓子屋さんの夢を叶えるべく働き始め、連はメカニックへの道を歩み始めた。そして走輔は、カートからリスタート。
それぞれ声優さんが顔出しで演出している所がニヤリとさせられるところ。「ルネッサ〜ンス」とか、あの人は一言で持っていき過ぎだけどね(笑)！
それはまた、別の話
七人そろった所に再びスピードルとボンパーがやって来た。行方不明だったガイアークの大統領(害統領？)がガンマンワールドで暴れていると言う。七人は再びゴーオンジャーとして、異世界の平和を守る正義ノミカタとして正義ノロードを突き進むのだった。
は、話が終わらないwwwww
でもそれも、永遠の正義ノミカタ、ゴーオンジャーらしくていい終わり方だった。別の話となったその後は、後のVSシリーズで語られてくれるのだろうか？ 楽しみだ。
総評
とても楽しい一年間だった。
『ゲキレンジャー』とは打って変わって保守的な売れる要素を詰め込んだだけの戦隊シリーズになるかと思いきや、「大切なものはアイテムでは無く正義の心」と言う一線を貫き通した、良作だった。
ゴーオンジャーの賑やかな魅力はもとより、明確な悪役として定義されたはずのガイアーク三大臣でさえ、もう愛しくてたまらないキャラクターに成長。おかげで他から幹部がやってくる始末w
お遊びも手を抜かず、全力でやってくれて、毎週毎週ニヤニヤニヨニヨ、TVの前に座るのがとても楽しみだった。
こんな良作を放送してくれて、本当にありがとうございました。スタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした！
そして次回は
『侍戦隊シンケンジャー』スタート！ ちゃんちゃんばらちゃーんばら♪ が耳にこびりついて離れない……(笑)！
