GP-49「最終ケッセン」
ストーリー
無限の蛮ドーマの群れが街を襲い始めた。一度は撃退したゴーオンジャーだったが、ジリ貧になるのは目に見えている。そこでガイアーク探知機の感度を最大限にし、ガイアークの本拠地を特定し、一気にベルガイユ宮殿に乗り込むのだった。
第一感想
キタイネダスとケガレシアが……ッッ。
日曜は良キャラばかりが命を落としていく過酷な一日だった……。
以下感想。
想いを胸に
消えていった仲間達を想うと食事も出来ない早輝に対し、「みんなの想いは腹の中にしまいこめ!」と言う走輔が男前。
一度かっかするとどこまでも鬱陶しいと言うか落胆してしまう走輔だが、一度腹が据わるとどこまでも男前になるなぁ(ヲイ)。
無限のエネルギー
蛮ドーマ軍を無限に繰り出し、大攻勢を仕掛けてくるヨゴシマクリタイン。その無限エネルギー源は、これまでガイアークのシンボルとしてあった巨大な歯車。その歯車こそ、デウス・ハグル・マギアと呼ばれる動力源だった。
相変わらずネーミングセンスが秀逸すぎる(笑)。デウス・エクス・マキナ(=機械仕掛けの神)に「歯車」「ギア」をひっかけたのねwww
機械生命体であるガイアークに対して、ある意味これ以上ないほどのネーミングだ。
想いをその手に
エンジンオーでの巨大戦が時間制限に来たならば、今度は等身大で戦闘続行!
ヨゴシマクリタイン、キタネイダス、ケガレシアとゴーオンレッド、ブルー、イエローの三人が激闘を繰り広げる。
キタネイダスとケガレシアが強いな! と驚いたが、それ以上に胸にキたシーンが、走輔が軍平達のゴーオンギアを装備させる所。走輔自身、消えていった仲間達の想いをしっかり受け止め、その意思と一緒に戦っていると言う決意をしっかりと表してくれたシーンだった。
クグツカイライ政権
キタネイダスとケガレシアを操り、自身の盾にしたヨゴシマクリタインの必殺技。て言うか、意味、違くね(笑)?
そのまんまと言えばそのまんまなんだけれどもw
愛嬌があって憎めないガイアーク三大臣に代わる絶対悪として設定されたヨゴシマクリタインなだけに、やる事がエゲツナイ!
本拠地へ
ガイアーク本拠地へ侵入し、ついに最終決戦を迎えるゴーオンジャー。
感度を広げ過ぎると探知機が破壊される、と言う設定も披露され、不自然さが無かったのが個人的にはよかった。
反逆の二大臣
大臣二人なんて所詮捨て駒! そう断言するヨゴシマクリタインに、ついにキタネイダスとケガレシアが反逆!
- 「ガイアークに独裁はいらない」
- 「ガイアークが目指したのは、蛮機族全員が気持ちよく暮らせるゴミ世界!」
いい話なんだけど、人間として、そこで素直に感動していいのかしら? と思いつつしっかり泣いた(笑)。
例えば悪魔の巣窟パンデモニウムでは合議制で政治が行われているように、西洋では悪魔こそ民主主義なのはもはや常識。そしてガイアークも、「大臣」の名に偽りなく、蛮機族のための政治家だった。
普段のらくら好き勝手やっている連中に見えるけど、民衆(ウガッツ?)の心をとらえて離さない親しみのある政治家、と言う点では非常に秀逸なものがあった。
最後に、手を重ねる事も出来なかったのは、悪役としての最後の砦だったのかも知れない。
両大臣、おつかされ様でした!
正義解散の正体
ついに明かされる、正義解散の正体。それは、対象を「ゆらぎ」に変換する光線だったのだ!
こ、こんな所で量子物理学ですかー?! そう言えば『ゴーオンジャー』の基本設定はブレーンワールドにあり、そも量子物理学に立脚していたのだった。意外とSF戦隊な『ゴーオンジャー』。
消された仲間達は、波動状態となって世界を漂っている。そしてデウス・ハグル・マギアを破壊すればそれも元通りになる!
デウス・ハグル・マギア。そしてヨゴシマクリタインと、確固とした目標が確定し、いよいよ最終回へ!
今週のゴーオンゼミナール
そう言えば、何でギンジロー号はギンジロー? と言う今更な疑問w
早輝の実家で飼っている犬って……! ほんとに今更でしたとさ(笑)。
次回は
『炎神戦隊ゴーオンジャー』もついに最終話。顔出し名乗りが楽しみすぎる!