42nd sense.「合体問題!ファンタスティック・トイ」

ストーリー

 トリプルブーストの影響を調べるため、薫はバベルの研究施設へ。そこに、ブーストの秘密を狙ってブラック・ファントムが新たな洗脳エスパー、ティム・トイを送り込んで来た。

第一感想

 やっぱり来た、『マクロス』ネタ!
 ティムの戦闘機ロボットがアレなら、やっぱり出ないと嘘だよねー、と言う話。皆本の中の人も、超銀河二股男と同じ人だし(笑)。
 以下感想。

エスパーの救世主

 薫が兵部から「クイーン」「エスパーの救世主」と呼ばれる所以が、ここにあった。このレアメタルのクォーツが誕生した事により、薫はあらゆるエスパーと連携し、様々な合成能力を生み出す事が出来るようになる。
 ただでさえ強力な能力を持つエスパー。その能力を束ね、新たな能力を生み出す……。なるほど、まさにクイーン。
 しかし、その誕生にすべて皆本が関わっている、と言うのはまさに皮肉としか言いようがない。まるで古い種が、新しい種に全てを託すかのようにも見える。

管理官、登場!

 ナオミの窮地に管理官がかっこよく登場! 管理官、素敵です!
 でも、「今日は起きてたんだからね!」って、さっぱり自慢になってません(笑)。
 さすが運命の日にも起きてる自身が無い女(苦笑)。

皆本の決意

 ティムを身捨てる事は、転じて未来の薫を身捨てる事と同義。
 そう考え、ブラック・ファントムに屈する事無く、敵も味方も誰一人失わず勝利する道を模索し、全力でそれを実行する皆本。
 しかしそれは、肝心な時に撃つべき相手を撃てない、と言う事につながりはしないだろうか。そのせいで、あの予知へ一直線……と言う予感もするのである。ティムを救えても、薫を救える証拠にはならないのだが……。
 それでもやらなきゃいけない。やって見せると言う皆本が、何と言うか、男です。

世界に冠たる日本の玩具

 嗚呼、あのオッサンと九具津のせいで、世界に冠たる日本の玩具がダメなオトナの象徴に……(涙)!

何のために戦うのか

 ティムを使い捨てのブラック・ファントムと違い、薫には葵が、そして紫穂がいる。そしてバベルのかけがえの無い仲間達がいる。
 そんな彼らと共に未来へ向かっている事が、ザ・チルドレンの最大の強みであり、幸福だと思える。しかし往々にして、その幸せを子どもは理解できないんだよなぁ……。

人生を玩具にされる男

 負債が一〇〇億って……返せるわけ無いじゃんwwwww
 厳しすぎる「友情」「絆」の形に大いに吹いたw  

次回は

 キャリー登場ー! ついに、昔の女と今の女が激突!