GP-48「正義カイサン」

ストーリー

　ヨゴシマクリタインの放った正義カイサンにより消滅してしまった軍平達。狼狽する走輔達と裏腹に、冷静な大翔達の間に不和が広がっていく。
　一方キタネイダス達もヨゴシマクリタインの片腕と認められるべく、これまでのすべての蛮機獣の長所を併せ持ったケッテイバンキを送り込むのだった

第一感想

　ようやく『ゴーオン』感想。ちょっと短めですがごめんなさい。
　国会議事堂破壊ッッ。
　どこの戦隊がここを破壊してもいいが、ヨゴシマクリタインが破壊するとまた意味が違ってくるから不思議。
　ふがいない現政権に対し、戦隊サイドからの無言の抗議メッセージか(違)！？
　以下感想。

役立たずは捨てられる

　役に立たないものは捨てられる。息子であるヨゴシュタインまでも役立たず呼ばわりするヨゴシマクリタインの態度は、これまでぬるく仲良くやってきたガイアークとはまったくの別もの。
　こんな親が嫌で、ヨゴシュタインは逆に臣下(ヒラメキメデス)を信じたり、自分なりの組織を立ち上げたりと、色々やっていたのだと思うとちょっと泣ける。
　正義カイサンで無敵モードのヨゴシマクリタインだが、唯一の弱点は使うごとに空腹になる所しか無い。しかし、その弱点をどうにかできるのは、ゴーオンジャー陣営より、むしろガイアーク陣営。
　健気に頑張る大臣二人と合わせて考えると……。これはまさか、裏切りフラグ……？

チームの温度差

　怒り狂う走輔。意気消沈、怯えるばかりの連と早輝。しかし、ウイングの二人は冷静に現状を見定めている。それが走輔には気に食わず、大きな溝(と言っても走輔の一方的なものだが)が生まれてしまう。
　しかし大翔は、こんな絶望的な状況だからこそ、自分達がゴーオンジャーの支えとならなければならないと決意していたのだ。
　それは執事の迎えに対しても変わらず。自分達に出来るオンリーワンのために戦い、仲間をかばい、そして散っていく……。
　最初は「とてもイヤなヤツ」からスタートしたウイングス。しかしエピソードを重ねて、今ではこんなにも頼りがいのある仲間へと変化していった。
　オンリーワンと言うと某グループの生ぬるいフレーズを思い出すが、ウイングスのオンリーワンは重みが違う。
　敵の情報を得るために、我が身さえ犠牲にする事を厭わないオンリーワン。そんな事、誰もが真似できる事では無い。ウイングスのヒーロー魂、ここにあり。

今週の映画情報

　ケモノの力を感じ、ケモノの力を手にする拳法が獣拳。
　そして炎神の力を感じ、炎神の力を手にする拳法が炎神拳？
　って、そうすると流派名は、例えば走輔だと「炎神スピードル拳」とか「炎神キシャモス拳」とかになるのだろうか(ぇー)？

次回は

　ついに最終決戦へ！　って、まだ最終話では、無い？