最終話「未来へ!永遠不滅のプリキュア5!」
第一感想
『プリキュア5』、ここに完結!
最終話まで全速力で駆け抜けた『プリキュア5』。そしてブンビーさんにも幸せなラストが! って、どうしてあなたはそんな中途半端に器用なのか声を大にして問い詰めたいw
って言うか、あの新入社員は一体wwwww
以下感想。
立ち続けるプリキュア5
圧倒的な館長の力を目の当たりにしても、立ち上がり続けるプリキュア5。無くなった羽も、自力で復活だ! 相変わらず男前すぎるのぞみ、そして仲間達である。
そして、一人羽が無くてもジャンプでカバーするミルキィローズに惚れた。昔、龍神丸が「飛べはしないが跳ぶ事ならできる!」ってな事を言っていたが、もはやミルキィローズもその境地に達していると言っていいだろう(ぇ)。
しかしどうでもいいが、あのビジュアルからホシイナーを発射する館長って(笑)。笑い事でも無いし、ホシイナーなどはラスボスの力、と言うのがお約束だが、それでも空気を読まず笑ってしまった。
育てる者、育てる者
フローラが館長に種を送ったのは、一粒の種が持つ無限の可能性を感じてほしかったから。そして、そんな種を育てる事により、そんな一粒の種を愛しいと思う心。そんな種を奪われる痛みを想像して欲しかったと言うのがあったのかも知れない。
しかし館長は、もはや種になんか一顧だにしない。育ったものは奪えばいい。そして永遠にとどめればいい。モノの価値を理解できるのは自分だけで、モノを愛しいと思う個人の心はどうでもいい。
だがシロップは、そしてプリキュア達は、そんな館長に対して、夢への希望と、一粒の種が持つ可能性を信じて挑む。
そんな彼女達に、世界中の命から「想い」のこもった手紙が届き、力となるのは自明の話だった。
一人一人が想いを届け、それを受け取る事が大切な事だと知っているのぞみ達。これまでシロップから届けられた手紙を発端に、何度もストーリーで語られてきた主題が最後に力となる感動的なシーンであった。
最後は剣!
キュアフルーレはともかく、ローズのアイテムまで剣に変化して吹いたwww
相変わらず過激な少女達だ。
館長の最後
プリキュア5とミルキィローズ、ココ、ナッツ、王様達。そして世界中の命の想い……。種から芽へ、そして花へと育っていくそれらすべての力を前に、ついに敗北するエターナルの館長。
最後の最後に、「種を育てていればキュアローズガーデンへ受け入れられたのか?」と問い、それに答えられないフローラの姿が印象に残る。もう遅すぎたんだよ、館長……。
だが、そんな館長を受け入れる人間は、まだ残っていた。最後に手を差し伸べるアナコンディは、館長に倒された後でも笑顔だった……。
せめて最後の最後に、館長がアナコンディを受け入れてくれれば、少しは救われるのだろうか……と思わされる館長のラストだった。
それにしても、青い薔薇の種を育てたミルク。そして赤い薔薇の種を育てなかった館長。この二人がこんな所で対になっていたとは……。
のぞみの選択
フローラに代わり、キュアローズガーデンを守るよう言われるのぞみ。しかしのぞみは自分一人がキュアローズガーデンを守るより、世界中の多くの人々にキュアローズガーデンを見せたいと言う。
一年前、デスパライアの心を開いたのぞみが今回開いたのは、キュアローズガーデンの扉。ある意味、フローラが独占していた秘境は、こうしてすべての命に解放される、名実ともに命の園になったのかも知れない。
そしてフローラは一粒の種へと変わり、のぞみはその種が一日でも早く咲くように世話をする事を誓うのだった。
これが『ビックリマン』だったら、そのままキュアローズガーデンを守って女神にでもなるところだが、のぞみはそうはならなかった。あくまで一人の少女として、みんなと綺麗なものを分かち合って、自分の夢を追いかけていきたいと望んだ。
変わらぬどころかますます磨きがかかる大物ぶりに、ちょっと頭がくらくらする(笑)。
ブンビーカンパニー
プリキュア達の活躍に「ひたむきさ」を見出したブンビーさん。そんな彼は、自分で新しい会社を興し、忙しい毎日を送っている。
って言うか、だからあなたはどうしてそんないかにも大企業! の屋上なんて中途半端に器用なところで会社やってるんですかwwwww
おまけに新入社員はカワリーノそっくり! てか声優さんも一緒だよ! 最後の最後にはまさに悪夢のように笑えるサプライズである。命は巡るものだから、そりゃまぁどこかにカワリーノが生まれ変わっているかも知れないが、これはないだろ(笑)。
しかも仕事してないし! ブンビーさんに働かせるし! 週刊パンピーってなんですか!?
頑張れブンビーさん。僕らのヒーローブンビーさん。貴方がいる限り、自分も頑張って生きていきます。
メルポの正体
「シロップが育てた薔薇だったんだって」
な、なんだってー!?
総評
第二期になってからもしっかりリンクしていたこの「夢」。
第一期は自分の中にあるだけだった夢。しかし第二期では、この夢を誰かに届けたい。みんなを笑顔にしたい。等、具体的なメッセージを持って語られていたように思う。
さながら種から芽が出ただけのようなのぞみ達の夢だが、これからのその夢を大切に育てている限り、きっといつかその夢は叶う。そう強く確信させられるラストだった。
……ラストだったんだけど、最後に一つだけ。
ココォーッ! 距離近い! のぞみと距離近いッッ。これ通報したら捕まる近さだよね?! だよね(ダマレ)!?
スタッフ・キャストの皆さん、お疲れ様でした!