#12「レイブラッド」

ストーリー

 ケイトが繰り出すゼットンと戦うレイ。しかし、ゼットンの前に敗北を喫する。
 一方、救援部隊との連絡がついた事に喜ぶクルー一同だったが、キングジョーブラックにより救援部隊は全滅。その上、人工太陽が暴走を始めてしまい……。

第一感想

 リトラかわいいよリトラ。
 ゼットン相手に健気に嘴で立ち向かっていくあの姿と言ったら……! ああもう、色々な意味でかわいいよリトラ(しつこい)!
 以下感想。

レイ手持ち怪獣VSゼットン

 レイの手持ち怪獣、ゴモラ、リトラ、エレキングVSケイトのゼットンにより繰り広げられる怪獣プロレス。
 しかし何より目を奪われるのは、三体を相手にしてもものともしないゼットンの強さ! さすがウルトラマンでも倒せなかった怪獣ゼットン、その強さは『ウルトラギャラクシー』においても変わりない。その強さを前に、エレキングは途中でリタイアしてしまう。
 だがレイは諦めない! ゼットンのバリアをゴモラの超震動波とリトラのファイヤーストライクの同時攻撃で粉砕し、そのまま攻撃を叩きこみ、ゼットンを一度はリタイアさせる。
 結局、ゼットンからダウンを奪っただけで倒すまでには至らなかったが、ケイトがそこにレイの成長を見出し、手を引いた事で戦いはお流れに。

絶望の連鎖

 救援部隊との連絡がつき、喜びに湧くクルー達。
 けれども、救援部隊がキングジョーブラックによって壊滅。さらに攻撃の影響で人工太陽が暴走を始め、そのまま惑星ボリスに落下してくる……。
 連鎖する絶望の中で、それでも生存者の命を助けるため、必死で宇宙船の修理に取り組むクルー達の姿が感動的だ。ストーリー的には感動なんてほど遠い絶望的状況なわけだが、それだけに、本作でのキャラクター達の切望に抗う姿がよく描かている。

レイブラッド

 いよいよウルトラマンも答えなかったレイの謎が、ケイトの口から明かされる。

  • レイは、レイブラッド星人の遺伝子を受け継ぐ地球人。
  • 隕石とともに落下してきた赤ん坊はレイである。
  • ヤプールやヒッポリトも恐れたレイブラッド星人は、肉体を失っても精神体となって生き続けている。
  • ウルトラマンを封印したのもレイブラッド星人。
  • レイの最後の試練は、ケイトを倒す事。

 と、レイとケイトを生み出した存在であるレイブラッド星人の存在が明かされた。ヤプール、ヒッポリトも恐れたと言う恐るべき黒幕の存在である。逆に言うと、ウルトラマンを封印するにはそのくらいの「格」が必要と言うわけか。

最後の戦いへ

 ボスに「時間になっても戻らなかったら置いて行ってくれ」と言い残し、ケイトとの最後の戦いに挑むレイ。
 だが、そのケイトは、レイの姉でもあった! まさかの姉弟対決。果たして、最後の戦いの結末は!? と言う所で続く!

大怪獣バトルファイル

 今回はウルトラマン。確かに、これほどわずかな時間でウルトラマンを語らせるなんて、罪なコーナー……!