第45話「ウィズユー・最後の変身」
ストーリー
一九八六年。
キングから逃げた音也と渡。その二人の前にキバットバットⅡ世が現れ、音也をダークキバに変身させてやろうと言うが……。
二〇〇八年。
深央を殺したのは渡では無くビショップだった。それを知った太牙は怒り狂う。ビショップは太牙をキングの座から引きずり落ろすため、街で無差別にライフエナジーを集め始める。
第一感想
『ゴーオンジャー』感想は、もう少しだけまって欲しいんじゃ(誰だよ)
ついに音也がダークキバに変身!
変身後の動きが渡キバそっくりでちょっとニヤリ。あの不気味なつま先歩きだけでなく、紅親子の絆がここにもあった。
以下感想。
バットファンガイア
ダークキバの鎧をふっ飛ばし=キバット父をふっ飛ばし、バットファンガイアの姿を表すキング。コウモリ怪人としては、ある意味異例の出世だなぁ。
しかしキングがキバット父をふっ飛ばした時点で、キバット父はすでにキングを見限ってしまったのかも……?
キバット父の提案
音也の下に現れ、力を貸してやろうかと提案してくるキバット父。
キバット族自体、キングの僕、と言うわけでも無く、あくまでキングとクイーンの二人=一家に仕える執事みたいな立ち位置なので、こういう反逆もありなのだろう。
もっと正確に言うと反逆では無く、離婚騒動で妻側についた、と言う事か(ヲイ)。
だがその判断も、紅音也と言う一〇〇〇年に一人の天才あっての事。まったく、音也の影響力は種族を超えすぎ!
キングの脅迫、音也の器
「紅音也と会ったら太牙を殺す」
ちょwwwwキングせこいwwwww
あまりのせこさに思わず吹いたwwww
ほんと、強ければ人格とかどうでもいいのね、ファンガイア王族って……。そんな強ければ=役目を果たせれば人格なんてどうでもいい、と言う所で、太牙は身を引き裂かれんばかりの苦しみを味わっていると言うのに……。
だがそんなキングだからこそ、「お前(真夜)の子どもなら俺の子どもだ!」と言ってのける音也の男前度が高まるのだった。
悲しみを飲み込んで
ゆりは音也と別れ一度死んだも同じ悲しみを味わった。
真夜は音也を愛した事で、クイーンの力を奪われ、太牙も命の危険にさらす悲しみを味わっている。
音也は命を削りながら、真夜を愛し、友のために戦っている。
「悲しみを飲み込んで大きくなった時、彼女はそこにいる」
三人が、それぞれ悲しみを飲み込んで大きく精神的に成長したように、渡もその決意を固めた。
まだまだ悲しみを飲み込んでいない、接着したばかりの拙い決意だが、それでも渡は戦っている。ガルルの意図した、「音也の魂に触れる」とは、こういう事だったのだろう。
最初、自分の存在を消そうとした渡だったが、曲折して見事に父親の魂に触れる事に成功したわけだ。
迫力のアクション
今回はラストも近いと言う事で、アクションにも気合が入っていて見ごたえがあった。
- サバトとキャッスルドランの合体! だとか(シューちゃん……!)。
- エンペラーフォーム飛翔態の再登場だとか(二回目!)。
- もう出ないと思っていたダークキバの必殺技だとか(ウェイクアップ1!)。
しかし、ダークキバの紋章アタックって、あれ、キングの固有技じゃなくてダークキバの鎧の力だったのか……! 音也も出してる(笑)!
ビショップの憂鬱
「なぜこのような仕打ちを……」
子羊の目をしたビショップの姿にキュンッ。
それはさておき。
ビショップの嘆きだが、この理由が分からない所に、決定的な断絶が感じられる。
ビショップが優先するのはいつも、「キングとしての」「クイーンとしての」「役目」であり、その役目を果たすためであれば一個人が抱える苦悩や悲しみはどうでもいいと思っている。
だからこそ、抜け抜けと太牙の前で「深央を処刑した」と言えるし、「渡は再起不能」と言う事が出来る。
それが分からないから太牙の怒りも理解できないし、ついには太牙をキングから引きずり下ろそうと考える。
渡が過去に言った事で、人類最後の砦となった名護。見事に爆現した名護イクサは、ビショップを止める事が出来るのか!?
753Tシャツプレゼント告知
ちょwwww名護wwwww
次回は
音也死す!?……ってな感じの重大エピソードなのに新年かよー!