第44話「パンク・バックトゥ・ファーザー」
ストーリー
一九八六年。
ゆりと真夜に助けられた音也の周りを、怪しげな男がうろつき始める。しきりに真夜と別れろと言ってくる男の正体は、何と渡。彼は深央を助けるため、過去を変え、自分が生まれないようにしようとするのだが……。
二〇〇八年。
深央を殺してしまった渡。渡は次狼に過去の扉から一九八六年に送られる。その頃、嶋の遺志を継いだ名護をビショップが狙っていた。
第一感想
渡と音也、劇場版以来の親子共演!
そして相変わらず、渡が息子だと知った後の態度の豹変ぶりには吹くばかりwwww
こいつ、自分の息子大好き過ぎる……!
そして同じ父親と言えばキングなのだが……。キングが太牙(赤ん坊)を抱く姿に違和感があり過ぎてもう笑うしか無い。何て家庭の匂いが似合わない男……!
以下感想。
今週のメインは一九八六年
玩具のくびきから解き放たれ、自由にやってる一九八六年サイド。今回はこちらがほとんどメインになる状況に。
事実、音也を初め、キング、真夜、渡と、主要メンバーが一堂に介する豪華な状況に。いや、決して名護が主要キャラじゃないとかそういうわけじゃないが(笑)。キバがいない分、妙に強さを発揮するイクサではあった(ヲイ)。
渡の陰謀
次狼により、過去の世界へとやって来た渡。渡は深央が死なないよう、自分が生まれて来ないようにするため、音也と真夜を引き裂こうと行動する。
しかし、ゆりに対する態度や、音也に詰め寄るその態度は、妙にキングや太牙を思い出させる身勝手さと言うか強引さw
「ああ、こいつはファンガイアの王族の男子なんだなぁ」と妙に実感させられたエピソードだった(ヲイ)。
ゆりの別れ
ついに正式に音也に別れを告げたゆり。そのサバサバした態度と、足をおもいっきり踏んで「ごめん、ワザだとだ」と言う物言いに、逆にほっと一安心。
綺麗すぎるくらい綺麗に別れる事ができていてよかったの一言だ。この態度なら、恵の思い出の中のゆりが笑顔で子育てしていたのも納得。
ポーラーベアーファンガイア
真夜からクイーンの力が無くなり、現代編の時のように意趣返しにやって来た雑魚ファンガイア。つくづく、ファンガイアの王族には人望ってものがないんだなぁ(苦笑)。
まぁ、「個人が好き勝手やる」事が信条となっているのがファンガイアであり、その王族となればまさに自由自在と言うか何と言うか。そんなわけで、人望なんてそも望むべくもない事が判明したw
だって人望があるのなら、キバット族を変身アイテムにするような、そんな外部委託はしないだろうし。これこそまさに、不信の証明か。
父と子
時空を超え再会(?)した音也と渡。しかし紅家の特技、気持ち悪っ(笑)!
ブラッディ・ローズで分かりあう二人。そしてやっぱり、親子で入浴。『水戸黄門』で由美かおるの入浴シーンが鉄板だったように、『仮面ライダーキバ』では男の入浴シーンが鉄板なのである。
さらにキバとイクサでの共闘。そこから対決と、父と子を堪能できる豪華な展開に大興奮! 何だかんだ言って、『キバ』は面白いなぁ!……あ、いや、音也か(ヲイコラ)。
しかしキバ・エンペラーフォームと過去編イクサの性能差なんて見るべくもないはずなのに、それでもキバの方がやられているのは、渡と音也の実力差としか言いようがない。さすが父は強し。
キバットⅡ世
先週あたりから、どうも音也が気になりだしているキバットⅡ世。今週はついにストーキングまで……!
だが話の流れから察するに、キングが真夜に話をしている間、キバットが音也を見張っているように命令をされていたようであるが。このまま、キバットⅡ世が味方になるのだろうか?
意外とスムーズに受け入れたキング
「未来からやって来たあなたの息子です」
そんな事を突然言われたら誰だって混乱するが、意外とスムーズに「未来のキバか」と受け入れていたキング。
音也やゆり、そして渡がキバである事を知らなかったのとは違い、渡がすでにキバである事。そして当然、キャッスルドランの時の扉などを知っている事もあり、スムーズに受け入れる事ができたのだろう。
そんなキングであるが、一体どの口で「音也を殺せ」だとか何だとか言っているのか……。渡がザンバットソードや、そも音也と真夜が結ばれるに至った経緯などを知れば、まず間違いなくこう言う事だろう。「もっとしっかりして下さい、キング!」
怒れる太牙
深央を渡に殺され、さすがにもう渡を一族に迎え入れるなんて言う余裕も無くなった太牙。このまま、渡と太牙の兄弟対決に……?
しかしやはりサガでは寂しいので、最後はキバ対ダークキバの対決になりそうなのだが……。
次回は
ついにキングがファンガイアとしての姿に! さらに、音也がダークキバに変身!?