GP-40「将軍フッカツ」

ストーリー

 サムライワールドから石になった炎神大将軍が落ちてきた。その炎神大将軍を見つめる青年が一人。
 彼は烈鷹と同じ顔、ソウルを持ったヒューマンワールドの烈鷹とでも言うべき人間だったが、強く現状を恨み、世界を憎んでいた。その心を雷々剱と獄々丸に利用され、青年は炎神大将軍を暴走させてしまう。

第一感想

 ヒューマンワールドだろうと、サムライワールドだろうと、人がいて、生きている事に変わりはない。ここで、この世界で戦わなきゃいけない――。
 えーっと、これってどこの『天保異聞 妖奇士』(苦笑)?
 劇場版と対をなす、ヒューマンワールドでのエピソードだからこそ、「正義の心」を取り戻す事が、現実と戦い続ける事。死ぬ事では無く、生きる事だと言う強いメッセージ性を感じた一話だった。
 以下感想。

もう一人の烈鷹

 ヒューマンワールドとサムライワールドでは、時にまったく同じ見かけや魂を持つ人間が生まれる。つまり、この名も無い青年は、ヒューマンワールドの烈鷹!
 ブレーンワールド設定から言えばギリギリ(笑)なんだけど、「どこかの世界でヒーローやってるかもね」と言わせた脚本家、本人の設定なんだからしょうがないw
 就職したものの会社が倒産し、ワーキングプア、もしくはホームレスのような生活を送り、自分を認めない世の中を恨み、破壊願望を抱きながら生きてきた青年。今日び、このテのキャラやストーリーがシャレにならない世相の方が酷いのだが、それでもこれ、大丈夫なのだろうか。
 こういう相手を「甘えるな!」と言って殴り飛ばすって、時に無視するよりも非道い攻撃なのだが、烈鷹の生き様を知る走輔が殴るのだから、ある意味でしょうがないと言うか仕方ない。
 だが最後に、青年が烈鷹同様、正義の心を取り戻し、再び社会に戻っていく姿には、小さな感動を覚えたものだ。決して楽ではないだろうが「自分が生きる世界で、必死に生きる」事を決めた青年の未来に幸あれ。

神大将軍、復活!

 烈鷹達三人のキャストに、スピードル、バスオン、ベアールのソウルをセット! さらに走輔達が乗り込んで、炎神大将軍今週限りの復活!
 走輔達三人と烈鷹達三人の絆を鑑みると、これで燃えなきゃ嘘! と言うシチュエーションである。
 さらに最後には、烈鷹のソウルと共に必殺技も決めて、雷々剱と獄々丸を粉砕! 正義の心を最大の武器とするゴーオンジャーならではの、最高の復活劇だった。

今週のガイアーク

 雷々剱と獄々丸に縛り上げられ、今週はほぼ出番なし(笑)。来週には、ウガッツに助けられているといいなぁ。

今週のゴーオンゼミナール

 烈鷹達とスピードル達は遠い親戚!?……って嘘かよ(笑)! 

次回は

 アニ……壊れる予感w