第33話「ビークル交換? 息をあわせて爆鎮だ!」

ストーリー

 輝ばかりが注目されて面白くない響助。自分もレスキューマックスの頭になれたら……と不満顔。そんな時、二人のビークルを交換する訓練が行われた。喜ぶ響助だったが、コアストライカーの操縦は上手くいかない。落ち込む響助は、同じくシュートが打てない事に悩む少年・直人に自分を重ねるのだった。

第一感想

 ついに響助が頭になる日がやって来た!
 ……と言う話では無く(笑)。チームの中での自己の立ち位置、役割を再確認すると言う、『レスキューフォース』らしい良作エピソードになっていた。
 ううむ、見事と言うか、残念と言うか(笑)。
 以下感想。

ビークル交換

 いざと言う時のため、互いのビークルを乗りこなせる必要がある、と言うもっともな理由で、互いにビークルを交換する二人。
 響助は訓練意図の他に、「目立ちたい!」と言う切実な(笑)理由があったわけだが、レスキューセイバーとは違うレスキューストライカーの操縦に苦戦(輝も同様に、レスキューセイバーに苦戦していたが)。
 初期から現場に出場してきたレスキューストライカーは多種多様なビークルを搭載する事から、出場前に多くのチェックが必要とやや煩雑。一方後発のレスキューセイバーは煩雑なチェックが必要ない分、パワーがありすぎる、と互いに一長一短。 
 輝や響助の二人は普段からコメディ/熱血色の強いキャラクターだが、ビークル交換を通じ、レスキューフォースの精鋭らしい、「できる」所が描写された。

響助と直人

 互いに活躍したいが活躍できない。そんなアシスト役のジレンマに悩む二人。
 恭介は直人に自分を重ね、活躍させるためのシュート練習を通じ、自分を慰めようとする意図があったのかも知れない。しかし直人は響助よりも「大人」で、自分がチームの中でアシスト役をしっかり果たす事が大切なのだと言う事に気がついていた。
 リフティングも上手くて、サッカー好きなんだな、練習してたんだな、と思えるいいキャラクターだったと思う。

バブルクライシス

 今回の超災害は、マーエンが開発した特殊な液体を使ったバブルクライシス。液体爆弾の一種だろうか? しかし相変わらず危険度が高い超災害だ(当たり前か)。
 マーエンがマール達の「詰めの甘さ」を指摘し、いつもより早く発動したメガトンクライシス。今回のズッケインに装着されているオプションが、マニュピュレーターに掴まれたスポンジである事に盛大に吹いたwwww に、ニギニギしてらっしゃるwwwwww
 この発想に脱帽です。

息を合わせて爆鎮だ!

 泡の壁に阻まれ、互いにビークルを交換した二人。司令塔となった響助は、自分のやり方を再確認する。輝を的確にアシストする事で、超災害を爆鎮すると言う事に。
 そうして取った方法が、レスキューマックスに合体して頭になる事では無く、ターボストライカーでドーザーセイバーをアシストすると言う事だった。レスキューマックスを「夢」「光」と言いつつ、しかしそれに拘泥しない姿勢に、変わらず好感が持てる脚本だった。
 最後のハイタッチも爽やかで、良好な先輩後輩関係が築けている事が羨ましく感じるほどだった。

次回は

 なんかやたら攻撃的なヤツキター!