2nd season #06「傷痕」
第一感想
……え゛!? 刹那とマリナ帰って来たの!?
先週のサーシェスとアルケーガンダムの背筋が痺れるような登場は一体!? と思わず声を大にして叫んでしまった。帰って来たのかよ! と言うか帰れたのかよ!
先週のインパクトと比してあまりにあっさり帰還したギャップに違う意味でやられた。
まぁ真面目に考えれば00ガンダムも無いし、マリナと違って刹那は「死の果てに神はいない」とちゃんと理解しているから、冷静に、そして強引にマリナを連れて帰ってこれる事が出来たのだろう。サーシェスだってリボンズの命令で動いていて、しかも部隊で来ていたようだから、そうそう勝手に行動できないだろうし……。
とするとあれか。先週の「そのまさかよ!」って言うのは……独り言(笑)?
以下感想。
沙慈とティエリア
沙慈のせいでカタロン中東支部は多くの死傷者を出し、半壊状態に陥った。沙慈の罪はあまりに重いが、それを正当に、私心を加えず、過不足無く裁いてくれたのはティエリアだった。
「自分は違う」「自分には関係ない」。そういう「無意識の悪意」を説き、厳しく沙慈を裁くティエリア。
しかしこういう事をティエリアが言うと、ひどく説得力がある。今までティエリアは「自分と人間」で世界を区別していた「無意識の悪意」の持ち主だったわけだから。
だが今ではそれをきっちり理解して「自分も他者も同じ」「他人事なんて一つも無い」と言う態度で新生CBの一員として戦っている事がこのセリフで分かる。
さ、さすがロックオンに代わる新・兄貴ティエリア……! ミシェルとしてスナイパーを経験していたのは伊達じゃないな(番組が違うよ)!
二人の過去
何とスメラギとカティ大佐、同じAEUの戦術予報士として同僚だった。そして両者は、同じトラウマを抱えているらしい。
情報は断片的なので分からないが、提示された分をまとめると、
- スメラギとカティ大佐はAEUの戦術予報士だった。
- 二人は誤情報から戦術を予報し、敵軍と誤認して友軍を攻撃してしまった。
- その戦いでエミリオ(恋人?)が死亡してしまった。
……となるのだろうか。
その後スメラギはAEUの戦術予報士を辞め、「世界を変えるため」にCB入り。カティ大佐は軍の中で戦い続けている。
ビリーとスメラギの中が険悪……と言うかもはや修正不可能なものになってしまっただけに、二人が同じ戦術予報士として、何らかの絆や共感を感じてくれると嬉しいなぁと思う。
よくよく考えてみれば、CBメンバーにどれほど先の事を考えて戦っている連中がいるだろうか。
刹那は「俺はガンダムだ!」
ロックオンは「狙い撃つぜ!」
アレルヤは「マリー(以下エンドレス)」
ティエリアは「万死に値する!」
……と、まったく先の事を考えない連中ぞろいだったしw
まぁチーム分業では互いの領域を侵さないのは大切だけど、ちょっとは知恵だけでカオスな現実に立ち向かう軍師に共感してくれたもいいんじゃないかな? かな(笑)?
そう言えば、コーラサワーは出なかったなぁ……orz
紅龍、哀れ
王留美の付き人の役目を徐々にネーナに奪われつあるらしい彼が不憫でならない。しかも、実の兄妹であると言うのに……。
と、ここで気になるのがネーナも脳量子波を使えると言う事。ノベライズ第三巻で開かされた事だが、ネーナ達トリニティはリボンズの遺伝子を解析して造られた存在であるらしい。
とすると、リボンズ達の能力も、ソーマ達同様、この脳量子波によるもの、と言う事なのだろう。
王留美は「世界が変わるならどんな世界になってもいい」と言って戦いの火種をまき散らすトンデモ女だが、ある意味で、誰にも頼れない一番孤独な戦いをしているのも彼女なのかも知れない。……まぁ、本人そんな事考えてもいないだろうけど(苦笑)。
スミルノフ父子とソーマとルイス
セルゲイのソーマへの思いやりに全米が泣いた。ビンタも甘んじて受け、この人、本当に漢や……!
しかしそんな思いやりが災いし、ソーマは逆に戦闘兵器へと認識がUターンしてしまう。ルイスへの物言いを見るに、しかしセルゲイから学んだ「思いやり」は、まだ生きているようだが……。
ところで、ルイスにアンドレイが一目惚れ(笑)。あんた「乙女だ……!」って! って! 父子だなぁ、おいwwwww
今週のミスター・ブシドー
アニメ誌なんかで分かった事だが、ミスター・ブシドーの正式表記は「ミスター・ブシドー」。間に「・」が入るらしい。これ、テストに出るから要注意な(ぇ)!
今週も迷発言やら何やらで面白かったミスター・ブシドー。00ガンダムは俺の獲物発言やら何やら、相変わらず我が道を行き過ぎている男である。
「望むところだと言わせてもらおう」
「ガンダム! 引導を渡す!」
等等、もはや言うセリフすべてが面白い彼であるが、今週最も吹いたのがこのセリフ
ミスター・ブシドー「然らば」
や、ちょっとあんた「然らば」って! 「しからば」ってwwwwww
CB対アロウズ
さすがアロウズ、手練が多い! って事で、相変わらず苦戦が続くCBメンバー。
そりゃ四年も経てば、最初のアドヴァンテージは無くなるか。全世界から人材を調達できるアロウズに対し、ろくすっぽメンバーもCB側は補充できないわけだし。
「リヒティがいてくれれば!」と言うラッセの発言にちょっと涙。
そして、そこに沙慈が加わる。自分のミスのせいで広がっていく報復の連鎖。そこで何かできる事をするために戦闘に加わった沙慈だったが、いきなり開き直って撃てるはずも無く。おまけに、目の前のGN-X?に乗っているのは他ならぬルイスで……!
もうこの辺りは違う意味で鳥肌立ちっぱなし。沙慈が結局撃てるのか。撃つなら、撃たないならどうどこでどうやって生きていくのか。いやもう、ほんと気になり過ぎる。