木村暢『機動戦士ガンダム00(2) ガンダム鹵獲作戦』
機動戦士ガンダムOO (2)ガンダム鹵獲作戦 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 矢立肇,富野由悠季,木村暢
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 文庫
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今回はサブタイ通り、ガンダム鹵獲がメインとなる一冊。アニメ本編の#9〜#11、そして#14〜#18までが描かれている。もちろんチーム・トリニティも登場!
以下感想。
GNドライヴ開発記
ノベライズオリジナルシーンとして、GNドライヴを作るために木星に渡った開発チームのシーンが追加されている。
多数の死者と多大な年月をかけて作り上げられた五機のGNドライヴ。しかし開発チームは、全て殺害。データは末梢と、かなり悲惨な最期を遂げている。ソレスタルビーイングの根幹を成す機関なだけに、機密はしっかり保たれていたようだ。
しかしここでHAROが発見され、疑似太陽炉の制作へとつながっていくのだから皮肉だ。
第二巻のコーラサワー
無駄に面白いノベライズのコーラサワー。今回はカティ大佐との運命の出会いとあってそれも倍増。
箇条書きで笑った所を抜粋。
- コーラサワーは過去の失敗(ガンダムに負けた事)にはこだわらないが過去の栄光(二〇〇〇回)にはこだわる男。
- カティ大佐に惚れたポイントは、冷徹に人を見下すような強気な目。おい!
- カティ大佐はコーラサワーの事を「しまりの無い顔」「頭の足りない男」と評価している。
- しかしその分、「いるだけでリラックスできる」「頭の足りない男は愛嬌がある」などと中々高評価(笑)。
- 「男にしてやる」はさして意味が無かったらしい。
第三巻もこの二人には俄然目が離せない。
ラストシーン
ラストは刹那がトリニティへ攻撃をしかける所。そして三勢力が疑似太陽炉を南極で受け取る所で終了。ラストとなる三巻への期待が高まる。