ファイル08「多摩川スーサイド」
最近自殺者が増加している団地、通称自殺団地に関するメールが寄せられた。自殺を引き起こしているのは、音波虫なるにわかに信じがたいものだった。
その自殺団地で、涼子と由紀子の同級生・緑川が飛び降り自殺した事が分かり……。
第一感想
む、虫怖い虫怖い!
連中は体が小さいだけで、あとはすべてが人間以上の戦闘能力を誇る凶悪な連中。ああ、もう思い出しただけで……!
と、虫に対する嫌悪感でぐわんぐわんしながら以下感想。
音波虫
今週のモンスター。その音波は携帯電話の周波数に侵入し、人間の孤独感やら自己嫌悪を高め自殺させるという恐ろしいもの。
虫は本来禍々しいと言うか不気味なデザインだが、この音波虫は特にえぐい。おまけに、劇中では自然繁殖してる事も示唆されており……。うわぁ、恐ろしい。
携帯電話の周波数に侵入できる事から、尺があれば携帯電話との因果関係も語られていたのだろうか……。
二人の不安
今回はこの音波虫のせいで、涼子と由紀子の二人に命の危機が。
先に被害にあった由紀子は、涼子にひたすら「自分がキャリア以外何持っていない空っぽの存在」と指摘される幻覚を見る事になってしまう。いつも目の敵にしているだけに、やはり強烈に意識している存在が涼子なのだろう。彼女自身が、本気で罵倒されると自殺したくなってしまう相手、と言うのが涼子だった。
しかし涼子はこの音波虫の音波攻撃がまったく通用しない。曰く「不安なんてない」。さすが無敵のドラ寄けお涼! と思いや、泉田が登場して涙を流し、橋の上から飛び降りてしまう。
泉田はは悪戯だのからかわれただの思っているようだが、これは明らかに泉田に罵倒された幻を涼子が見た事を示唆している。あの妙に落ち込んでいると言うか、消沈している涼子の顔を見ると、泉田の鈍さはもはや罪としか思えない。
と言うか、本当に恐ろしいのはお前の鈍さだ!
次回は
次回予告って言うか、今回は涼子の父親の愛人談義!? そして再びロボと対決!