『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 16「超合集国決議第壱號」

 皇帝が行方不明になった。ブリタニア側が狼狽するその間隙をつき、ゼロ=ルルーシュは超合衆国構想を推し進める。これによりEUは完全に弱体化し、世界は超合衆国とブリタニア帝国に二分化された。
 すべてはルルーシュの思惑通りだったが……。

第一感想

 ブリタニア皇帝がいい所持っていったー!
 いやぁもう、さすが皇帝。ルルーシュとは役者が違う。そしてあそこでじりじり後ろに下がっていくルルーシュに頭を抱えた。おまッそこで下がっちゃダメでしょー!
「また見てギアス!」も皇帝に乗っ取られて、もう今から皇帝に勝てる気がしない。
 以下感想。

変化したナレーション

 今週からナレーションがC.C.→ルルーシュに変更。
 C.C.がこれまでの記憶を失い、奴隷の少女だった頃に戻ってしまったので、ある意味当然と言えば当然か。しかしルルーシュがこういう主役みたい無い事をやると(主役だ)途端に大きな落とし穴にハマりそうで怖い……と思っていたら、ほんとにそうでした。ギャフンッ。

引き絞られる世界

 今週は、超合衆国とブリタニア帝国の二つに世界を二分化し、日本解放の戦いを始まるまでの「溜め」と言えるエピソード。
 超合衆国サイドでは条約の批准。しかし一方で、ゼロに対する不信が高まっていく(半分はロロのせい)。 
 そしてブリタニアサイドでは、集まるナイトオブラウンズと新型KMF。そしてニーナの開発したフレイアなどだ。
 特にフレイア関係は注目すべき所だろう。何と言っても、搭載されるのがランスロット。当然、発射するのがスザクになるからだ。これがニーナの「冷静な」判断なのか。それとも「嫌がらせ」なのか。物凄く分かりかねる。今のニーナは冷静にひどい事できそうだし。

スザクとルルーシュ

 カレンにフルボッコ。皇帝により下されたナナリーへの命令。アーニャのズレる記憶。フレイアの投下……。
 何とまぁ、『R2』に入って出番はむしろ減っているのに、背負うものばかり増えているスザクである。このタイミングで「お前にしか頼めないんだ」「お願いします」と言ってくるルルーシュは、言っちゃ何だがタイミングを見誤る天才と言っていいかもしれない。まぁ、本人それで何度もひどい目にあっているわけだが。
 しかしルルーシュも、そういう事では負けてはいない。記憶を失ったC.C.。Cの世界。皇帝。母の死の真相。すでにルルーシュ一人では止められないほどの巨大化した組織。いつ正体を皇帝にバラされるかと言う恐怖。 
 次週、スザクとルルーシュが話し合う(?)事で、ナナリーの安全を保障できるのか……。皇帝を殺してナナリーを皇帝にするとか……。いや、もういっそ、スザクがナナリーと結婚とかしちゃえば話は早いような気もするのだが。
 それにしても、もう皇帝は何でもあり過ぎて、何をしても無駄なような気がする。枢木神社とか、あの手のギアスとかCの世界つながりで、スザクが無条件でコード持ちを殺せる能力を持っていないと、もうどうしようもないからなぁ。
 ルルーシュ&スザクVS皇帝……になるのを期待するのは、さすがに都合よすぎか。

今週の萌えポイント

 今週は色々小さな萌えポイントがあったので、箇条書きで。

趣味の世界に没頭するロイドとセシル

 OPのランスロットと紅蓮はこのせいか……。

天子様

 頑張ってる天子様に乾杯!

逃げる藤堂

 これだから男って……(何)。

DV夫ルルーシュ

 まだ無抵抗のスザクの方が「夫」的には信用できると感じるのは自分だけなんだろうか?
 むしろ優しくされる方が怖いな(何があった)!

C.C.

 誰か……誰かチーズくんをC.C.にっ(涙)!

次回は

 ついにルルーシュとスザクが、真正面から相対する。
 もう頼むしかない、信じるしかないルルーシュ。対して、とっくに「ナナリーを押さえるように」命令されているスザク。果たして、二人の話し合いの末路は!?