第26話「メトロノーム・記憶のキセキ」
一九八六年。
記憶を失った音也だったが、ゆりと交わした「指輪を探す」と言う約束は忘れていなかった。音也は一人海で指輪を探し始め……。
二〇〇八年。
ビショップにクイーンとしての運命を受け入れるように迫られる深央。しかしそうできなかった深央は、渡に助けを求めるが……。
第一感想
ああ、糸矢が退場……ッ!
『仮面ライダーキバ』のねずみ男、糸矢がここで退場だとは思ってもみなかった。
第1話から変人揃いの(ヲイ)『仮面ライダーキバ』の中でも、観ていて一際楽しい変人さんだったのに、今回でまさかの退場。
しかし現代編での退場なので、過去編ではまだ出番が!……あるかなぁ?
復活を願いつつ、以下感想。
真夜リューク
何だか今週の彼女を観ていると、そうとしか考えられない。
「人間って……面白ッ!」
名護月(なご ライト)
まぁ、夢とかキャラクターを考えると、これでいいのかも。最後には健吾に撃ち殺されます(ぇー)。
「計画通り」(ニヤリ)
女王に捧げるヴァイオリン
時を超え交差する父と子。今週は、同じ「クイーン」相手に、どちらもそれと知らず同じ曲を弾いた事。片や記憶喪失で。片や純粋に相手を想って。同じ曲でも、弾き手の状況や心情はまったく違う所が面白い。
糸矢綺想曲
今週が現代編における最後の活躍となった糸矢。それだけに、今週はどこを切っても糸矢の魅力がぎゅっと溢れていた。
ビショップの使い走りをしていたかと思いや、恵を発見してあっさり切り替え。
奪ったイクサナックルとベルトを使ってイクサに変身! それで名護をボコボコにするシーンでは、不思議な笑いが止まらなかった(ヲイコラ)。おまけに両手にぬいぐるみ装備! ああもう、たまらなんな!
しかし恵の計略にひっかかって股間を蹴られ、イクサを奪いかえされ、エンペラーフォームに叩ききられ、おまけにクイーンに覚醒した深央に殺されるなど、最後はやはり悲惨だった……。
それでも、彼の活躍は自分達の目に焼きついている。忘れないよ糸矢。忘れないよスパイダーファンガイア。忘れないよ本名(真名)「光ある楽園の綺想曲」。
タツロットフエッスル
あ、使ってくれた。よかった……。
それはそれとして、せっかくパワーアップしたガルルセイバーだと言うのに、糸矢を倒しきれてなかったのだが……。糸矢のしぶとさを賞賛すべきか、それともパワーアップすらさして効力を持たないガルルの弱さを指摘すべきか……。
愛する事/愛される事
「愛し、愛される事で今日を、そして明日を生きる」
真夜の疑問に対し、答えたゆり。過去編では、そうする事で音也は「愛の奇跡」で指輪も記憶も取り戻して見せた。
だが現在編では、完全にそれが裏目に出ているようように見える。渡と深央。互いに愛し愛されている事で、逆に互いの運命に雁字搦めに縛られ始めている。
ビショップ曰く「いずれ新しいキングがクイーン(=深央)の前に現れる」と言う。
それはまさしく、キバ=渡の事だろう。そも最初のエンペラーフォーム発動だって、見方を変えればクイーンのためにエンペラーフォームを目覚めさせ、裏切り者を粛清したって、純粋なファンガイア的には凄い美談になっている気もする。
そして深央は、渡を守るため、ついにクイーンとしての力と意識に目覚め、糸矢を粛清した。
互いを縛る運命の鎖を、二人の愛は解き放つことができるのか。
『モモタロスのまっかっか城の王』第2話
「これデンライナーじゃないよ〜!」って公式で言ってくれただけでもう他はどうでもいい(何)。
と言うか、ウラタロスが空気……いや、空気が無きゃ生きていけない(どんな言い草だ)!
次回は
名護が過去へ!? 『クライマックス刑事』のキャッスルドランのタイムトラベル設定、公式かよ!
そしてライジングイクサ登場!