GP-22「最後ノノゾミ」
ヨゴシュタインにヘルガイユ宮殿を追い出されてしまったヒラメキメデス。その上ボーセキバンキと言う追っ手に処刑されそうになってしまう。
傷ついたヒラメキメデスを助けたゴーオンジャー。ヒラメキメデスは、最後にトリプターと自分の蛮ドーマSPのどちらが速いのか、レースをしたいと言い出す。当然信じない大翔だったが、ゴールがガイアークの本拠地・ヘルガイユ宮殿である事を知って勝負を受けるが……。
第一感想
ついに登場エンジンオーG9!
さらっと三体合体ロボ三組が合体して一体のロボになると言う戦隊初の巨大ロボ。ゴーオンウイングスがゴーオンジャーの強さを認めた上での合体と言う意味合いもあって、燃える初登場だった。
しかし、そのデザイン上、動くのが凄く辛そう(笑)。
以下感想。
ボーセキバンキ
もしかしたら初? の女性型蛮機獣。
「産業革命の始まりは、紡績機械の発達によるものです」
と言うわけで、まさに「元祖」サンギョーカクメイ的な蛮機獣。まぁ、ここで「元祖」を持ち出す意味もよく判らないんのだけど(笑)。と言うか、マシンワールドでも産業革命って紡績機械の発達から始まってるの!?
さらに紡績=糸を紡ぐ機械にひっかけて口癖は「イト、ヲカシ」。清少納言か?! 清少納言なんだなこんちきしょうめwwwww
やたら風流な時世の句が印象に残った蛮機獣だった。
ところでどうでもいい事ながら、当時自分は「いとをかし」を「萌え」と訳して読んでいた。多分、感覚的には間違ってないと確信できるが、あまり大声で言える事ではない。
敵をだますにはまず味方から
豹変したヨゴシュタインの態度に視聴者までヒラメ……じゃなくて、ヒラメキメデスへの同情票が集まった先週。今週はさらにヨゴシュタインの腹部への突き、ボーセキバンキに処刑命令と、キタネイダス、ケガレシアにまで「やりすぎ」と言われてしまう。
だがそれはすべて、ゴーオンウイングスを倒すための罠だった! ボンパーにも分からぬ高度な修復機能と、ゴーオンジャーと味方まで騙すその演技力! おのれヒラメキメデス、先週と中盤までの同情を返せ(ヲイ)!
味方と敵を騙すためにダメージを追う。天候までも利用する。まったく、ヒラメキメデスの知力は世界一ィィィッ。
しかし、一番キュンと胸に来るのはヨゴシュタインとヒラメキメデスの間の信頼関係だろうか。ちゃんと信頼だの忠誠が無ければ、あそこまでは到底できない。お約束ながらキュンとくるよ! 乙女☆美ジョーン(黙レ)! 機械同士でもご法度ご法度(「サービスサービス」的な発音で)!
……でも真面目に考えると、別にガイアークって男同士でも子どもとか作れるんじゃね? パーツ共有的な意味で(ヲイィィィ)
認める力
ヒラメキメデスの現状や要求が罠だとあっさり見切ったゴーオンウイングス。しかし「小賢しく」先を読んだゴーオンウイングスは、ヒラメキメデスの知略の前に破れ、窮地に追い込まれる。
だが彼らを窮地から助けたゴーオンジャーは、ヒラメキメデスが演技をしているとか、罠だとか、そんな事には気がつきもしなかった。
ゴーオンジャーにあったのは、かわいそうなヒラメキメデスのために何かしてやりたい。そして、競い合う大翔も応援してやりたいと言うまっすぐな気持ち。それだけだった。
事ココに至って、ようやく大翔もゴーオンジャーの力を認めだす。小賢しく先を読むのではなく、物事に素直に体当たりで向かっていくゴーオンジャーの力。
「大賢は愚なるが如し」とか。「無償の愛」だとか、そんな「愛すべきお馬鹿」ゴーオンジャーと冷静なプロフェショナルゴーオンウイングスが認め合い、エンジンオーG9が誕生した。二つのチーム、長い反目の末の協力だった。
でも、「もらったぜ、最終コーナー!」とはウイングス二人は言わないんだなwwww
まぁ、飛行機だし。言うキャラでもないかw
傷心のヒラメキメデス
先週の失敗は、今週の作戦の布石とも言うべきものだった。しかし今回は、普通にストレートに言い訳のしようもなく完膚なきまでの失敗だった。
傷だらけのヒラメキメデス。彼は一体どこに行くのか……。ヨゴシュタイン、ここで大臣の器の見せ所だよ! 今週のプリキュア5のようにヒラメキメデスの居場所になってあげて下さい!
今週のガイアークゼミナール
リサイクルってよく考えたらエコじゃね? と言う自らの存在意義を問うケガレシアに対し、そんな事よりオイルだオイルとオイルをかっくらう二大臣。
こんな強い大人に、自分もなりたい(笑)。
ED
今週から『炎神セカンドラップ -TURBO CUSTOM-』に変更。でもバルカ、ガンパードを抜かしていきなりキャリゲーターって! そんな二人の立場はwww
次回は
ヒラメキメデス暴走! ついにヒラメともさよならか!?