第22話「序曲・運命の交差点」

 一九八六年。
 次狼のプロポーズにゆれるゆり。そんな中、音也は合コンで知り合った女に騙され、工事現場で働いていて……。
 二〇〇八年。
 合コンで健吾が深央に一目惚れしてしまい、寂しさを感じながらも応援する渡。しかし健吾のデートに振り回されるばかりの深央は健吾とは上手くいかない。そんな深央を渡は「人は変われる」と応援する。

第一感想

 名護の魂が、合コンで堕ちていく(笑)。
 本人にとっては忘れたい、嫌な思い出らしいが、それはほら、魂が合コンを求めているからじゃないのですか? さあ合コンを求める己の魂を解き放て! その時こそ名護の正義の心は失われ、単なる痛々しい男・名護と化すのだ! あははははは(誰だお前は)!
 以下感想。

ゆりの夢

 夢の中で、次狼と結婚式を挙げるゆり。ゆりが綺麗なのも、幸せそうにしているのも一向に構わないが、これだけは言っておきたい。
 美しいよ、次狼……! 
 えーっ何あのいい男ッ! 間違いなく主役はゆりじゃなくて次狼だよ! 別に変な意味じゃなく(苦笑)あれぞまさにいい男。

ゆりが選んだ道

 結局、ゆりは次狼の結婚に応じなかった。それは音也の他者の音楽を開けっぴろげに包み込むような包容力、みたいな馬鹿さかげんに惹かれたからだろう。今はまだ、その選択が戦士としてか、女として下したものかは本人にも分かっていない。
 しかし、以前渡に憑依した音也曰く「戦士としてしか生きられない」ってわけで、最終的にはゆりは戦士として生きると言う選択を明確にしたのだろう。
 だがやはり、そこで気になるのは恵の父親だ。音也……と言う可能性は、前回の対応で薄いようにも思われるので、実は次狼……とは、戦闘能力的にも思えない(コラ)。ならばやはり、嶋あたりで……(ぇー)。

健吾のデート

 うわぁ、これは疲れる(笑)。

お風呂でキバット

 そういえば、お風呂で遊べるキバットが発売するらしいですよ?……どうする(ぇ)?

渡と深央

 人見知りで無神経でドジで……そんな自分に嫌悪する深央。そんな深央を励ますのが渡であるのも色々な意味で興味深い。
 この世アレルギーで引きこもりでお化け太郎で、そんな渡が深央に「人は変われる」と言うのだから一定の説得力はある(笑)。あの渡が、こうやって人を励ましたり力になってあげたり、そんな風に他人とかかわっていく姿を見るのは感慨深い。
 しかし、にわかに静香や恵の立つ瀬が無くなっていく……(苦笑)。

深央の秘密?

 しかしこの深央、ただの人間ではないらしい。カメレオンファンガイアが何か気がついたようだが、何かあるキャラクターのようだ。
 渡と接近するキャラクターだけに、実はファンガイアだとか、他のモンスター一族だとか、そういうオチ……つまり、「キバ」が殺さなければいけない存在であるのかも知れない。渡の成長と言う点では、まさにその「最後」まで関る事になるキャラクター……になるのかも?

今週のアクション

 透明になり姿を消すカメレオンファンガイア相手に、ドッガガンマーのトゥルーアイを使って動きを止めて必殺技、と言う流れが上手い。久々に、フォーム特性を活かした展開だった。
 ドッガ的には、形は違えど二二年ごしの決着でもあるし。

服と指輪

 今回のエピソードでリンクしていた二つ。
 どちらも自分で選ぶ、と言うより、人が選び身に着けるものだ。しかし、その人に選んでもらう、と言う事すら実は自分で決めるものだった。
 結ばせないと決めた過去。結ばれた現在。結局、選択の先に待っているものは……? と想像をかき立てる終わり方だった。

次回は

 力に好きな人が!? そして真夜、再び登場!