たくま朋正『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』CODE 17「魔女の系譜Ⅱ -魔女裁判-」(月刊『コンプエース』VOL.028)

ストーリー

 枢機卿ロロに捕らえられたナナリーは魔女裁判にかけられる。確実にナナリーの死を目的とした、さながら魔女狩りにも似た状況下、ゼロが、スザクが、それぞれナナリーを救出するために動く。
 今月の『ナイトメア・オブ・ナナリー』以下感想。

スザクとルルーシュ

 スザクの前に現れるゼロ。と言うより、ルルーシュ。黒の騎士団は未だ力不足のため、ナナリーを助けるためにスザクの力を借りたいと言う。
 自らを魔王と呼ぶ不遜さが『ナイトメア・オブ・ナナリー』におけるゼロの特徴だが、その言葉の裏に何が隠されているのだろうか。ロロを排除するために、スザクを利用しているようにも見えるが、果たして、その言葉は真実なのだろうか。

ナナリーの力とアリス

 ナナリーの持つ本当の力は、契約を強制解除する力。その力がロロ率いる教団にも脅威になると言う事は、自分ばかりか他人の契約までも強制解除してしまえる可能性を示唆している(そうでないと脅威とは言えない)。
 ネモとの契約で手にした「マークネモ」「未来線を読むギアス」などは隠れ蓑に過ぎなかった。
 ナナリーに待つのは一〇〇%の死。だが、アリスはネモの誘いに応じる事が出来ない。妹を助けなかったように、また大事な人間を守れないかも知れない。その恐怖で、立ち上がる事ができないアリス。

ユーフェミアの決意

 本編ではすでに死亡したユーフェミアが何らかの野心を持っている『ナイトメア・オブ・ナナリー』だが、そのユーフェミアがナナリーを助けるために裁判に割って入る!
 皇帝直属の教団に逆らう事は皇帝に反旗を翻す事になるが、そんな事構ってられるか! とばかりにスザクinランスロットと共に裁判をぶっ壊す! この男前に素敵なユーフェミアが熱い。

アーニャ

 枢機卿ロロに付き従う最年少ラウンズ・アーニャ。
『ナイトメア・オブ・ナナリー』では、本編でジノが乗るトリスタンを愛騎とし、スザクとランスロットの前に立ち塞がる。
 だが、そんな二人の間に割って入ったのは、「旧友」ルルーシュとしてスザクに助けを求めたはずのゼロだった!?
 このタイミングで介入してくるゼロの思惑は。そして、アリス復活なるか!? で次回!

今月のアオリ

「魔王(ゼロさん)キタ――――――――――――――――――!!」

 相変わらず弾けてるw