episode:「サンキュー電撃作戦」
アンカーに入って初めての給料に喜ぶケイタ。だがケイタは口座に三九円だけ残して預金を引き出されるフィッシング詐欺、通称「サンキュー詐欺」に引っかかってしまう。かくてケイタは初給料を取り戻すため捜査を始めるのだった。
第一感想
うめえ坊大人気すぎて吹いたwwwww
一般家庭からネット極道まで。うめえ坊、心鷲掴みすぎッ！
今週はこういう小ネタもさる事ながら、フィッシング詐欺、ネットヤクザなど現実にもあるネット犯罪を積極的にエピソードに絡める巧さ。そしてケイタとセブンの関係性が確実に一歩前進した事などと相まって、完成度の高い一本だった。
それに何より、シーカーとセブンのウインクに胸キュン……ッ！ あれはいいものだ……うん(何気取りだ)。
以下感想。
初めての給料
アンカーにエージェント(研修生)として危ない橋を渡ってきた、その集大成。これを受け取れば研修生生活ともオサラバの上、懐も温かくなると言う事で上機嫌。瞳子の恋のとばっちりを受けて(笑)半額になってしまったが、それでも中古のスクーターは買える額。喜び勇んで銀行に言ったら、口座には三九円！
……ってこれは泣ける。この手のネット詐欺が心に残すダメージは恐ろしく大きい。おまけに老若男女関係無く、ケイタの父親まで被害に。
しかも今回は、この手口で金を奪い取った後、自前の金融会社のメールを送ってさらに金をむしりとろうとする二段構え。いやはや、道具を使う人間が一番怖い。
しかし頑張って事件を解決。ケイタは給料を取り戻したものの、給料はすべてセブンに管理される事に(笑)。
ケイタの父親
ええ、何この人！？ ドM(笑)？
おまけにアダルトサイトにアクセスし、警告文を真に受けてお金を振り込もうとした。マジメと言うか何と言うか……。世の男達よ、アダルトサイトの誘惑には気をつけろっ(ヲイ)！
やる気のケイタ
普段はいまいちやる気を表に見せないケイタだが、今回は話は別。給料は取られる。父親の口座には三九円。食事は三色うめえ坊(クリーム納豆味)となれば、ケイタと言えどやる気を出さないわけにはいかない。金と食が絡むと、人間は嫌でもやる気を出すものだ(笑……えねえよ！)。
美作からのアドバイスを適切に受け取り、そこからサンキュー詐欺のための銀行名簿を手に入れられることが出来た派遣プログラマーを発見。さらにそこからネット極道の本拠地へ。
シーカーとスピーカーを巧く利用し、状況把握。そして警察とネット極道を衝突させるなど、今週のケイタは冴えていた。
おお、本人はまったく気がついていないけど、凄くエージェントっぽい(笑)。ケイタも場慣れしてきた、と言う事か。これが自覚的に出来るようになれば、ある意味で番組終了かw
ネット極道
ネット極道役でレイザーラモン登場wwww
駄目だ、普段TVで見る格好じゃないと誰だかさっぱり分からないフツーの人だwww
それはともかく。
今回は思いっきりコメディチックに描かれたネット極道だが、普通に考えれば凄く怖い。だっていい年して「ネット詐欺で食っていこう」なんて思考形態自体がまず怖い。フィッシング詐欺をしていたプログラマーが口座に三九円だけ残してお礼にする(三九=39=サンキュー)なんてセンスで笑えるのも理解できない。
そしてこういう連中は、暴力で物を言わせてくる。ダメ押しとばかりに凶器まで出してくるのだからほんと怖い。何ですかアレ！？ ロケットランチャー！？ RPG!? ゲームじゃないよ！
そもそも「ただのオバサン」だって怖いのに、暴力で食ってるような連中なんてもはや恐怖を通り越して怪奇だ。すべてがさっぱり理解できない。理解できないものは怖いし、恐ろしい。
だがそんな連中がネットの出会い系の文章を頑張って考えているのだと思うと、ちょっと愛しくなってくるのはどうしてなんだろう(ヲイ)？
今週の警察
「俺の若い頃はアンパンと牛乳……」とか「長さん元気かなぁ」とか、趣味に走りすぎッ(苦笑)。だがしかしそこがいい！ 歩くケータイオタクと昭和刑事って、両方とも妙なベクトルに飛びぬけていてバランス取れてる。
研修生からバディへ
今回でケイタが研修生から正式なエージェントへ。互いの呼び方も、「バディ」「セブン」と変化した。それも、ただ単に時期が来たから呼び方が変わった、と言う無味乾燥なものではない。これまでの事件を通じ、ケイタはセブンの人格と危険性を、セブンは滝本が見出したケイタの優しさを理解した上での名称変更だ。これに燃えないわけにはいかない。
ある意味守られていてもよかった研修生生活は終わり、これからはエージェントとして独り立ちしていかねばならない。二人の活躍に期待。
次回は
一週お休み……orz
そして「明日未来」を通り越して遥か未来へ！？ アンカー対UFO!?
