episode:「カウンター・アタック!」

 突然ケイタの携帯電話にウイルスメールが届く。パニックになったケイタを助けてくれたのは、同年代の少女だった。そのウイルスはすでにいくつかの事件を引き起こしており、アンカーでも調査が行われていた。ウイルスの配信元であるソフト会社のサーバーに侵入するが強固な防壁に守られ侵入できない。そこでケイタとセブンが直接潜入する事になるが……。

第一感想

 奇跡のミッションを果たしたセブンに萌え!
 風に飛ばされ、ファンにつかまり「目が回る」。するするパイプを伝ったりドアノブに飛びついたりと、歩くケータイ・セブンの魅力炸裂! こんなケータイが欲しい! とついつい玩具を買ってしまいそうになってしまいそうになる衝動を抑えるのに一苦労だ。 
 以下感想。

今日びのウイルス事情

 パソコンのウイルスには気をつけても、ケータイには気をつけなくていい……。そんな時代がありました。
 今日びケータイもウイルスには気をつけなきゃいけないご時勢なのだ。ケータイが普及し始めたのは最近の事なのに、それがあっという間にこういう時代に。
 ケータイが持つポテンシャルを思えば、それも無理は無い話しではあるが、今回のようにお手軽で誰でも持っているケータイに個人情報が送信されて来るって状況は実は物凄く恐ろしい!
 犯罪を行う、と言う罪の意識もぐっと軽くなるし、悪戯気分で大事件を引き起こす可能性もある。事実劇中でも事件は起きていて、まさに「ネット社会に致命的な傷を残しかねない」ウイルスだ。

二重ロック

 ネットでの侵入が困難なため、ケイタとセブンが直接潜入する事に。出入りの業者を装い、アンカー本部が監視カメラを細工しての潜入ミッション。別名、ケイタとセブンの大冒険(笑)。
 しかしIDが必要なロックはセブンで解除できても、物理的なロックまではどうしようもなく、もちろんピッキングなんてケイタやセブンに出来るはずも無いw
 ここでも、エージェントが「ただのPBの運び屋じゃない」と魅せてくれるのが巧い。ネットを介せば万能すぎてその存在すら危険視されるPBでも、こういう物理的なものを強引にどうにかする事ができるはずもない。
 だからこそケイタの機転が光り、そしてセブンの大冒険へとつながっていく。

唐崎晶

 今回登場の新キャラクター。
 実はアンカーにすらハッキングし攻撃する高い実力を持ち、同時にアンカーとケイタに強い興味を持つ。
 関西弁や態度やらでかなり明るいキャラクターのように見えるが、その実、周りの人間がみんな馬鹿に見えて学校にも行っていないし、友達もケイタより少ない。ある意味でケイタの未来のような存在でもある。
 ケイタがアンカーを優先していけば、やがて彼女のようになってしまうのかも知れない。彼女の態度が、コミュニケーションを軽視するケイタにどう影響を与え合っていくのだろうか。

次回は

 ケイタ、ウイルスの次はネット詐欺(笑)。ほんとツイない男。