episode:「トラップ・ビル」

 何者かに占拠されたビルの地下駐車場に閉じ込められ銃撃を受ける桐原とサード。ケイタとセブンの持ってきたブーストフォンで銃撃のトリックを見破るが、そこにはゼロワンのさらなる罠が待ち構えていた。

第一感想

 ケイタ&桐原コンビ第二弾。
 マシンガンで狙い撃ちされる(コンクリートに埋め込んだ火薬と言うトリックだったが)と言う異常事態にオタオタ大慌てするケイタと、沈着冷静な桐原の二人の会話の妙がよかった。
「桐原に認めてもらいたい」まだまだ子どものケイタに対し、桐原の「責任は一人で被る」男っぷりに涙。二人の関係が一歩進んで二歩下がる、状態に。
 以下感想。

トラップビル

 ケイタと桐原達と一般人三〇名あまりを内部に閉じ込めたトラップビル。マシンガンのトリック、熱攻め、さらに管理システムのプロテクトと、ゼロワンのやらしさを満載したビル。序盤はケイタと桐原の焦燥に、「どうにかなる」と分かっていながらもハラハラさせられた。

今週のケータイ達

 セブンの軽妙なトーク! シーカーをあたら華麗に着身するサード! ブーストフォンはシーカーがセブンにちょっかい! と今週も観ていて楽しいモバイル達だった。
 ああ、和むなぁ。

並列分散リンク

 ゼロワンの仕掛けた二段仕掛けの罠にはまったケイタ達。消化剤がどんどん酸素を奪っていくのに、管理システムのプロテクトは破れない。そこで桐原が実行したのは、以前セブンが可能性を示唆したフォンブレイバーの並列分散リンク。セブンとサード、二機のダイレクトリンクによりシステムは回復したが、二機はダメージを受けて機能を停止してしまう。
 この時のリンク時のCGがもう素晴らしいのなんのって! セブンとサードの自我がだんだん溶け合い、交じり合い、最後には二人の顔が剥がれ、人格あるバディケータイから単なる高性能なメカに変わる。その無機的な瞬間は、恐怖すら覚えたほど。
 アンカーの基地も機能を停止しなければならなくなるほどの禁じ手の凄さをまざまざと見せつけた。

ゼロワンのバディ

 今週は、あのゼロワンのバディとして高野八誠氏が登場! ナイト対ライア、再び(笑)。それにしても、雰囲気ある人だ……。

次回は

 巨大セブン登場!?