『Power Rangers Jungle Fury』感想その9「マスター登場その7〜Master Rilla,Guin,Lope」

 アメリカ版『獣拳戦隊ゲキレンジャー』『Power Rangers Jungle Fury』感想その9。
 動物師匠登場編第六弾。
 今回三人の師匠が登場するエピソード「Ghost of a Chance」では、ついにRangersが本編のスーパーゲキレンジャーに相当するJungle Master Modeにパワーアップするエピソード。
 そこで登場するのはやはり彼ら! と言うわけでマスタートライアングルことゴリー・イェン、ミシェル・ペング、ピョン・ピョウに相当する師匠達、Master Rilla、Master Guin、Master Lopeが登場!
 以下感想。

Masters

 今回登場した三人は、前回までに登場した三人のMastersとは違い、Master Maoのように魂のみの存在として描かれている。
 しかし『スターウォーズ』を例に出すまでも無く、若干その境界が曖昧になっているのはご愛嬌。それにしたって、ダイ・シが復活してしまった事を知らなかったって暢気さんな(苦笑)。

Master Rilla

 ゴリー・イェンをモチーフとしたキャラ。もちろん彼も人間として描かれている。本編同様、理知的なイメージを持つが、それ以上にゴリラのような野性味溢れるアクションがたまらない。米国版でのブラッシュアップが効いている一人。

Master Guin

 物凄く、美人です……(何)。
 本編のミシェルと違ってぜんぜんキャピキャピしていなくて、もはや別人。いや、別人なんだけど(苦笑)。

Master Lope

 本編のピョン・ピョウをモチーフとしたキャラ。激獣拳「イケメンコンビ」の一翼を担うピョン・ピョウはすっきりとした印象を持つが、こちらは逆にもっとガッチリした印象を受ける。
 彼もガゼルっぽく、後ろ足を突き出したような蹴り技を披露するなど、こちらのアクションも冴えている。

修行

 本編では三山戦と、ジャン、ラン、レツが最も苦手とするものであえて競い合う方法を取っていたが、こちらではRangers三人が別々の空間に飛ばされ、そこで自分達の恐怖と戦う、と言う方式で修行が始まる。チームの日本と個人のアメリカ、なんて固定観念が過ぎる発想かもしれないが、まさにそんな感じだった。
 しかし、「蜘蛛への恐怖を克服する」「大勢の観衆の前で歌う恐怖を克服する」「クローゼットの中に何かいる、と言う恐怖を克服する」と、冷静に見れば頭が痛くなるような修行。修行と言うか、試練か(笑)。
 それでも、勇気を持ってクローゼットの扉を開けると何もいない。勇気を持って扉を開き進んでいく事が重要なのだ、と言うメッセージは巧い。

Jungle Master Mode

 突然どこからともなく現れた(笑)スーパーゲキクローことBooster Clawで、新たな姿に二段変身!
 本編でも派手だったアクションは、『Power Rangers』特有の派手な爆発効果でさらにパワーアップ! 何も考えず、すっきりとその痛快アクションを楽しめる。

次回は

 パワーアップし、ダイ・シを下したRangers。RJも取り戻し、意気揚々とJungle Karma Pizzaに戻れば、何とFranへの正体バレと言う思っても見なかったイベントが!
 Franは彼女以外、全員がPower Rangersである事を知らず一人で店番してたりと悲惨な事が多かったが、今回を機に彼女の逆襲が始まるのか!?
 いやでも、RJが変身するなら、やはり出番は少ないだろ(笑)!? 次回へ続く!