『コードギアス 反逆のルルーシュR2』TURN 07「棄てられた 仮面」
エリア11の新総督に就任したナナリーは、ユーフェミアの遺志を継ぎ「特区日本」を再建する事を宣言する。ナナリーの安全は確保され、何より彼女自身が「優しい世界」を作るために歩み始めた。その事実を前に、ルルーシュは黒の騎士団のリーダー・ゼロとして戦う理由を失ってしまう。
失意の中、ルルーシュは当てもなく街を彷徨うが……。
第一感想
おまッ「特区日本に参加する」って態度じゃねーぞッwwwwwww
ヴィンセントの掌の上でダイナミックなハンドアクション取りやがって! あの後、スポーンとゼロがすっ飛んでいく姿を想像して一人楽しんでおこう(ヲイ)。
マジメに考えると、黒の騎士団をエリア11の軍事力にでも据えて政権を乗っ取る腹積もりだろうか?
以下感想。
ガラスの幸福
このエピソードは、DVD特典のピクチャードラマか何かのものだろうか。
「ナナリーのため」でしかなかった黒の騎士団とゼロ。しかしその戦いはすでに、ナナリーのためだけでは無くなっていた。リフレインなどでなくても確かに存在した、惜しむべき、そして戻らない過去。すでに戦いは「未来」のために。
その中で、重要な役割を果たしたのがカレン、ロロ、そしてシャーリー達だ。
カレン
ゼロが誕生した元シンジュクゲットー。無軌道にギアスを使いながら彷徨うルルーシュの前に立ったのはカレンだった。すでにギアスも効かず、ゼロ=ルルーシュと言う事実を知っている、黒の騎士団エースパイロット。
ルルーシュが皆を騙していた。しかし、それだけ皆に夢を見せてきた。そういう事実を知った上で、ルルーシュに今度こそ最後まで責任を取って夢を見せるように叱咤する。
やはり一番注目すべきは、カレンが結局、「ルルーシュ」を否定した事だろうか。体で慰めろと、それが「ゼロ」に言われた事なら納得したかもしれない。
「ゼロ=ルルーシュ」と言う連想なら、きっと。しかしそれが「ルルーシュ=ゼロ」となれば話は別問題になる。
カレンが求めているのは「日本独立、打倒ブリタニア」と言う夢であり、それをもたらすゼロの存在だ。ルルーシュの事は分かっていても、やはり最後の最後で選び取るのは「ゼロ」なのだろう。そう思わせるナイスビンタだった。
ナナリーの一歩
特区日本再建。しかしそれは、スザクにすら話さなかった彼女自身の意思だった。おそらくルルーシュへのエサとしての有効性を見込んだ皇帝でさえ、その真意を確かめようとした。
ルルーシュにとってもスザクにとっても、そして皇帝にとっても、ナナリーはずっと恐ろしい存在になっているのだろう。ルルーシュも皇帝も視覚でハメるタイプのギアスの使い手である二人ではギアスは使えないし、その傍らにはスザクがいる。
それを内部からコントロールするのが、ルルーシュの目論見か?
スザク対ルルーシュ=ゼロ
黒の騎士団を追い詰めるスザク。しかし復活したルルーシュの戦略によって、スザクを除き部隊のほとんどは全滅してしまう。
ここは、きっと「ウザクざまあwwwww」とか言う意見が続出するところだろうが、むしろそこでいきなりメタンハイドレードとか言われても困る……(苦笑)。
その他
他に気になった所をいくつか。
修学旅行
寺とか言ってたから京都? 京都六家や枢木神社にまつわる事など、色々つながっていそうではある。後半になったら再びクローズアップされそう?
三人官女
神楽耶、C.C.、カレンでゼロを支える三人官女結成wwwww
しかし肝心のゼロは色を好むどころか、カレンの裸にも反応せず、C.C.に唇を奪われ、男(ロロ)に迫られる、そんな根っからの受けタイプで……。ある意味、色を好む?
相変わらずの料理
ギルフォード卿、すっかりいぢられキャラが定着か……?
次回は
……ええっ?! ユーフェミアが再登場!?