第4話「欲望の環礁」
波留真理調査事務所に初めての依頼人が訪れた。諮問委員会のジェニー・円はブレイクダウンした人工島株主をサルベージを依頼する。そこでミナモはバディとして自分に出来る事を探し始める。
第一感想
男って馬鹿ね……orz
でも見ている女がいれば頑張れる的なエピソードだった(大雑把すぎる)。「あそこは久島がミナモにやきもち焼く所かなー」とか思った自分はダメですかそうですか(何)。
以下感想。
ミナモの存在意義
波留のバディとして、自分にしか出来ない事を探し行動するミナモ。同業者に聞き込み、調査など、出来る事を一生懸命探すミナモの姿には好感。しかし、その存在意義は、やはり波留の帰る場所になる事だろう。
波留は新たな海をメタルの海に見出した。そして潜ると同時に、浮上した時戻る場所も得た。それがミナモ。そして同時に、ミナモも波留の帰還を望んでくれている。相手の思考を自分の思考で上回らなければならないダイブ時には、ミナモの声が力になるのは今回でも明らかだからだ。
欲望の海
最初は学術目的で作り出されたメタルも、今では低俗化して、欲望のままやりたい放題。このあたり、自分の脳を電脳化する技術の延長線上にあるだけに、既存のインターネットよりもずっと生々しい。
快楽を得るためにハーレムを。もっと快楽を得るために女性のアバターに。さらに欲望を得るために、臨死体験プログラムまで併用する。死すら己の快楽の道具にする、まさに人間の恐るべき欲望を具現化した海、それがメタルだと強調するエピソードだった。
メタルは地球か?
地球の未来はメタルあってのもの、とあるが、あくまで人類レベルの話であるメタルが地球そのものに話が飛ぶとは、少し以外。地球の未来に人類が影響力を持っている事は明らかで、そういう意味での話かもしれないが。
しかし人類のメタルが地球に影響するとすれば、同じく地球もメタルに干渉できるはずだ。それが「海が燃える現象」であり、地球律の具現……なのだろうか?
次回は
謎の仮面男、出現!?