たくま朋正『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー(2)』
コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 2 (角川コミックス・エース 175-2)
- 作者: 大河内一楼,谷口悟朗,たくま朋正
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/01/26
- メディア: コミック
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まずは河口湖事件での、マークネモ=ナナリーとアリスとの因縁の構築。
お互いがお互いの正体を知らぬまま、ルルーシュとスザクのように友情を構築していくナナリーとアリス。しかし面白いのは、本編でのルルーシュの立場がアリスであると言う事。イレギュラーズのスパイでありながらナナリーの正体をもみ消し、彼女を守ると固く決意するアリス。ルルーシュとは違い超絶性能のマークネモを持つだけに、最後はガチンコのナイトメア戦で決まるのか。
次に、コーネリア軍、黒の騎士団、ランスロット、イレギュラーズ、マークネモと各勢力が入り混じる大混戦となったサイタマ事変。
これが本当にどろどろで、最終的にはランスロット対ゼロに収束されるのだろうか。ムキムキの体育会系(?)ゼロが凄く気持ち悪い(笑)。まぁ、中身はC.C.なのだが。
最後に、新たに登場した新キャラクター枢機卿。ルルーシュと同じ顔をし、ナナリーを「最愛の妹」と呼ぶ男。ブリタニアには母親違いの兄弟がいっぱいいるので、そういう意味ではみな兄弟。これもギアス能力がらみなのが、紋章で分かる。
本編での謎を再構築し、より先鋭的に描いている本作。次巻ではマオも登場し、期待が高まる一作。