GP-01「正義ノミカタ」

 六ヶ月前、炎神にマシンワールドを追われたガイアークは地球に逃げ込み、蛮機獣ショウキャクバンキで大気を汚し始める。そこに現れたのが炎神の相棒である三人の戦士達――炎神戦隊ゴーオンジャーだった。




 ……ほら、これは、あれだ……。タイムレンジャー』の後に『ガオレンジャー』を見た時のあの感じに似ている。
 ゴーオンジャーになった経緯なんかをさっくり無視して、変身→炎神アクション→巨大戦と連続で見せるノリのよさと古臭さが観ていて面白い。
ボウケンジャー』『ゲキレンジャー』と本来のターゲットである子ども層には重い話が続いたと言う判断からか、武上純希氏がシリーズ構成に。 
 炎神はマシン+動物と、近年の戦隊を構成するメイン要素ががっしり合わさっている。そして『ゴーオンジャー』特有アイテム炎神ソウルによる変身アイテム、武器、巨大メカの三つに連動遊びと、かなり子どもの心を「掴み」に来ている印象を受けた。
 爆竜と違ってミニチュアで表情もついた炎神はより遊びやすいキャラクター……なのか? 何だか、シャーシにボディをつけてるミニ四駆みたいだが。
 各炎神も、ただ走る以外に空を飛ぶ、口が開く、モニターに違った字が表示されると凝ったものに。
 ゴーオンジャーのスーツデザインも、シートベルトを意識したデザイン。戦闘終了時にマスクを外して役者さんの顔が登場すると、より変身前と変身後の一体感が出てて好印象。『ゲキ』はアクションスーツだったけど、今回のスーツはレーシングドライバーか?
 毎年恒例、凝った主要キャラクターの名前は、

江角走すみそうすけ)/ゴーオンレッド
香坂うさかられん)/ゴーオンブルー
楼山早うやまさき)/ゴーオンイエロー
人(ょうはんと)/ゴーオングリーン(予定)
石原平(しはらぐんぺい)/ゴーオンブラック(予定)

と、名字の頭文字をつなげて読むと「エコロジー(えころじい)」に。名前には全員「車」が入っている。
 公式サイトでも、炎神達が自分達を「エコロジーカー」である事を強調しているので、自然と文明の共生と言うのが隠されたテーマだったりするのだろうか。テーマとかそういうの、まったく感じさせない内容だが(笑)。




 ゴーオンジャーと戦う悪の組織ガイアーク。名前がすばりそのもの「害悪」。
 幹部三人の名前がキタネイダス、ケガレシア、ヨゴシュタイン。基地の名前はベルガイユ宮殿と、このやりたい放題のネーミングに朝から大爆笑wwwww パ、パンが無ければお菓子をお食べ!?
 おまけに巨大化は「ビックリウム」で「サンギョーカクメーイ(産業革命」! 
 ちょwwwギャグなのかアイロニーが効いてるのか判断し辛いwwww




 戦隊メンバーの途中合流。EDのダンス、ミニコーナーと、これまでの作品のいいところを全部集めてごった煮にしたような楽しい戦隊。これから一年も賑やかになりそう。