第十八話「ソロモンの絆」

 単独でクライブを追うアディリシアを探すダフネ。同じゲーティアの徒弟であるガラと情報交換を交わしながら一人街を歩く彼女の前に現れたのは隻蓮だった。二人は共にクライブを追うが……。




 前話「魔神の反乱」の裏側を描いたエピソード。今回の主役は、ダフネさんと隻蓮さん。
 余談ながら、何故か『レンタルマギカ』には「さん」付けしたくなるキャラクターが多いような気がする。猫屋敷さん、影崎さん、隻蓮さん、ダフネさん……。彼らの生き方と年上オーラがそうさせるのか。まぁ、影崎さんはちょっと違うベクトルなのだが。
 まぁ、そんな事はさておき。




 アディリシアの影となり、日本にもつき従ってきたダフネさん。ひとかどの結社を打ち立てられるほどの血と才能を持ちながら、どうしてそこまで――と言う疑問。
 彼女はアディリシアの父、オズワルドの血を引いていた。アディリシアとは母親違いの姉妹だった。髪と瞳の色を魔神に捧げなければ似すぎていたほどの。
 自分の髪と瞳にコンプレックスを抱いていた彼女の心の柔らかい部分に触った最初の人物が幼少のアディリシア。アディリシアに自分の髪と瞳を賞賛され、影から自分の妹を支えていこうと誓ったダフネさん。
 ああ……あのアディリシアに「冬の妖精みたい」とか言われたら、もう墜ちる墜ちる(何)。墜とせないのはいっちゃんぐらいか。
 そして、二人の目の人物が隻蓮さん。オズワルドと友人同士であり、アディリシアとダフネさんが異母姉妹だと言う事も知っていた。オズワルドの無念を晴らすため、助太刀する隻蓮さん。
 そんな彼の褒め殺しに調子が狂いっぱなしのダフネさんがwwwww 反応がアディリシアと一緒だ。さすが姉妹と言うべきか。
 散々褒め言葉を言うだけ言って、あとは聞かずに放置プレイ(ヲイ)。さすがいっちゃんの師匠だけあるなっ!
 初めて明らかになった隻蓮さんの魔法。密教系の、諸仏の加護を受ける能力と身体能力、そして武術で、タブーを犯した魔法使いとも戦える。ある意味、妖精眼と言う能力を借りるいつきと同じ戦闘スタイル。目指すべき形の一つ、と言えるのかも知れない。




 ついにアニメにも登場したオピオン。魔法使いの禁忌を肯定し、積極的に追い求める組織として陰謀を巡らせる。ストーリーの発端ともなった、オズワルドが禁忌に手を出した事も元をただせばここから始まった。
 負け犬モードに入ったクライブを殺し、魔神の一柱を喰らって融合したガラ。悪役ボイスな藤原啓治氏が素敵だ……。
 次回はみかん帰郷編。三輪先生、相変わらず飛ばしてらっしゃる!




 今週、最も衝撃的だったのはバレンタインデーに発売される『レンタルマギカ』のキャラソン。ちょwwwおまwwwあざといwwwww
 ……もちろん、買うぜ(誰だよ)?