第十七話「魔神の反乱」

 隻蓮の下で修行中だったいつきの前に現れたダフネ。彼女の態度からアディリシアを心配したいつきは、アディリシアを探し街を彷徨う。その前に現れたのは、ゲーティアの元徒弟クライブ。そして彼に従うフォルネウスだった。




 今週のエピソードで何を言えと問われれば、もはやこれしかあるまい。いつきとアディリシアのキスシーン!
 原作発表当時は、「アディリシアの一人勝ち」「もはや穂波には逆転不可能!」とまで(自分の中で)言われていたエピソードでした。しかし、同時にアディリシアが「魔法使いとしての代償」として彼女の時間全てを魔神に捧げた、哀しいエピソードでもある。
 どれほどいつきとの距離が縮まっても、結局、すべては魔法に持っていかれてしまう……。魔法使いとしてのアディリシアの業の深さを見せつけられながら、しかしその姿こそが美しい、と言うアディリシアの独壇場でした。
 



 前回から修行中のいつき。五行拳で呪力に影響されやすい体がさらに影響されやすくなって、アスモダイともあっさりパスが結べてしまった。クレーンでアスモダイにダイブしたり、突然エネルギー弾(?)を撃ったりと、才能が無いとか言う以前のスーパーアクションをこなしてしまっている姿に何だか感動。いっちゃんはやれば出来る子!




 次回は今回のエピソードのB面。三輪先生、それ、忘れたらまずいですよ!