『ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-』第11話「鳴動 -真実を求めて-」

 ジルアードのスパイだったナナミの手により、火星のアーシムの下へ送られるトア。地球から離れた彼女に呼応するように冥王星軌道上のタナトスに異変が起こる。そして、第四のオリジナルドラゴンがタナトスの下から飛び立った。




 地球に残されたジンとギオ。火星に連れていかれたトア。第四のオリジナルドラゴンと、大勢のキャラクターがそれぞれ同時に動くのが『ドラゴノーツ』の魅力。




 ジンはアキラ、マキナと共にISDAから逃走中。
 誰も住んでいない家を勝手に使って、中々快適生活。トアが家族を殺したと事実ばかりが明かされて、結局トアの意見を聞いていないジン。今はともかく、トアに会いたいとそれだけを願う。でもアキラに「お前はそれだけ」とか言われるのは複雑だ。いや、そこは確かに否定できない所なのだけども。
 収容施設に囚われの身のギオとウィドーは、チャリオットの大気圏脱出もただ見上げるばかり。
 海を泳いでやって来た(苦笑)キタジマ博士からトアが連れ去られた事を知る。次回はジンと合流し、火星を目指すのか? 
 トアはナナミとガーネットに連れ去られ、火星に住むジルアード王子アーシムの下へ。
 トア、と言うよりもドラゴン=アルブムにご執心なアーシム。そもそも火星にぽつんと宮殿建ててる時点で頭がイカれた男なのですが(笑)悔しい事にこの男はハーレムの王なのです。そしてこの手のお約束通り、嫉妬は何故か男に向かず同姓に向かう。ガーネットがナナミに嫉妬しまくってる! 日本刀でアーシムかナナミを斬りそうな予感だ。
 トアが地球から離れた事はタナトスに持って大きな意味を持つらしく、わざわざカウントダウンして連絡を待ってから、新たなオリジナルドラゴンを派遣した(今回のサブタイトルも、タナトスの事を示しているようだ)。
 トアの役目は地球のドラゴンを回収する事。
 最初に送り込まれた三体のオリジナルドラゴンの内、一体は死亡。一体は行方不明。新たなオリジナルドラゴンが送り込まれたのは、たった一人で仕事をしていたトアとの連絡が途絶えたためなのだろう。
 行きがけの駄賃とばかりにヴリトラユニットをイツキとオトヒメを除いて全滅させ、悠々と地球に現れた四体目。トアの怯え方からすると、相当ヤバいドラゴンのよう。まさか「同族を利用したから」とか言って人類絶滅→タナトスによる地球破壊コースか?




 ここにきてクローズアップされたISDAヴリトラユニット。
 ヴリトラユニットの職場は、対タナトス戦闘の最前線。新型ミサイルのシミュレーションなどを行う事が仕事らしい。とすると、リンドブルムユニットの仕事って一体何なのか? ヴリトラユニットが宇宙で、リンドブルムユニットが地球―月圏内と住み分けがあるのかも知れない。
 ヴリトラユニット隊長イツキの弟、ユウヤが第四のオリジナルドラゴンと遭遇。未だレゾナンスしていない彼が、第四のオロジナルドラゴンのマスターになって、姉と戦うフラグが立った予感w




 ヴリトラユニットのイツキを除いての全滅と地球に第四のオリジナルドラゴンの襲来で否応無く動く事になったリンドブルムユニット。しかしその隊長であるサカキが妙に不穏なキャラクター。
 元々ストレートにいい人、と言うわけでは無かったのがさらに怪しく。以前はジンを勧誘しておきながらカズキをかばったり目をかけたりと、カズキを使って何事かやろうとしているようだ。
 それに、サカキの娘が……。サカキの家族も、シャトル事故で死んだはずでは? OPでも登場しているし、彼女の重要人物なのは間違いないようだが……。