内山まもる『ザ・ウルトラマン 死闘!ジャッカル対ウルトラ兄弟!!編』

 コンビニに行ったら置いてあったのを偶然見つけて購入。時代もあるのか、内容が恐ろしく殺伐としていて吃驚。
 ウルトラマン→ジャック→タロウ→エース→アストラ→ウルトラの父と次々とジャッカル星人に殺され、ウルトラ一族は散り散りに。おまけに地球では地球人達が奴隷のようにジャッカル星人達に使役され、ひとまとめに殺されそうに……。
 そこに現れたのが、鎧を身にまとったウルトラマン・メロス。
 彼と共にゾフィーがいきなり甦ったウルトラ兄弟と共にジャッカル大魔王を倒し、宇宙に平和が戻ったという、「それでいいのか」と思わないでもないストーリー展開。
 しかしそれに説得力を与える内山先生の力を感じさせる一作。昔のウルトラマンってこんな感じだったよなーと、あの頃の残酷な気持ち(ぇ)を思い出せてくた一冊でした。