Episode 10「MEMORIES」

 能朱湖に隕石が落下した影響で測定不能放射線が発生し、政府により封鎖された。その報道に失った記憶の断片を感じ湖へ向かうジン。そこで政府の人間によって追われていたハイバラからメモリーチップを託される。
 政府に不信を抱いたジンは、情報局に潜入していたハイバラの仲間シオンと共に 秘密を探り始める。




 いよいよラスト三部作スタート。
 ジンの記憶の断片を巡る戦い。最後の相手は、エイリアンではなく政府そのもの。さらにエレアまでエイリアンであるという疑惑をかけられて、ジンは何を信じるべきなのか。
 社会の真実を明らかにするという目的を掲げる市民グループの一人ハイバラ。彼が追っていたのは、セブンX=ジン絡みの事件だった。Episode 1で爆破されたビルは一日で修復され、もはやそんな事故の名残は無い。
 情報を統制し、巨大なモニターで情報を流しながら、同時に市民を監視していた政府。その政府の一員であるDEUSのエージェントとして活動していたジンが、真実を求めた市民を殺した同じ政府の人間の姿を背中に、自らの記憶の真実を求めて政府を探り始める。
 しかし敵は巨大な存在で、末端の人間では真実に辿り着く事もできず、動きはことごとく把握されてしまう。
 そしてケイやアール達に相談するも、エレアをエイリアンと判断され仲間すら敵になる。




 ジンの記憶の鍵であるAQUA PROJECTは、政府絡みの計画である事のは確かのように見える。と言う事は、人間の政府そのものが情報を武器として世界を支配しようとしている敵? 最後にセブンXが戦う敵は、エイリアンではなく同族である人間なのか。それを言うなら、ジンやエレアが真性の人間である保障も無いのだが。
 仲間も、エレアも、自分自身すら信じられないジン。ウルトラアイ片手に、ジンは何を信じていくのか。