『タキシード』
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: DVD
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今回は『タキシード』。
女性に声もかけられないシャイな男ジミー。速さが自慢のタクシー運転手だった彼がある女性を送り届けた事がきっかけで、謎の億万長者・デヴリンの運転手に雇われる事になる。彼に気に入られ、よくしてもらうジミー。だがたった一つだけ、守るべきルールがあった。それは「タキシードには決して触れてはならない」と言う事だった。
ある日、彼の運転する車がスケボー爆弾によって爆破されてしまう。間一髪、ジミーは事なきを得たが、デヴリンは重傷を負ってしまう。
ジミーはデヴリンの言い残した「ウォルター・ストライダー」と言う人物を探すためにデヴリンの部屋の中を探しているうちに、吸い寄せられるように彼のタキシードを身につける。そのタキシードは、戦闘からダンスまであらゆる事が身につけただけで可能となるスーパーダキシードだったのだ。
CSSのエージェントだったデヴリンに間違われたまま、ジミーは彼の任務を引き継ぐ事になってしまう。
ストーリーはこちら。
香港映画ではなくアメリカ映画ですが。ジャッキー・チェンが出演している事。肩の力を抜いて観る事が出来そうな作品だった事の二つが理由で視聴。
何だか最初に観ようと思っていた作品を全然観ていないのはどうしてかしら……。まぁ、そういう寄り道が楽しんだよ、うむ。と無理矢理自分を納得させる罠。
しかしそういうのが過ぎて今の自分は駄目になっているので、もうちょっと計画を遵守する事に留意したいと思います、まる。
そんな事より感想を。
「タキシードを身につけただけであなたもすぐにスーパーマン!」
そんなフレーズにぐっとくる人なら、きっと楽しめる痛快な一作。左腕の腕時計で各種モードを切り替えて、デモンストレーション、破壊活動、銃の組み立て、狙撃、壁登り、ダンス、歌と何でもござれ。
そんなスーパータキシードで様々なアクションをこなしながら、しかしそれに翻弄されるジャッキーのコミカルさがこの作品の魅力。
この手の視聴者の変身願望を刺激する作品は、現実とスーパーマンとのギャップが大きければ大きいほど理想的ですが、そういう刺激はこの作品にはありません。運転手をやっていても、タキシードを着ていても、ジミーはジミーのままのキャラクターで通していっています。
国有貯水池に殺人ウィルスをばら撒いて、自社のミネラルウォーターを売りつける、と言うこの手の作品に必須の、無駄にスケールの大きい悪役だの、マッドサイエンエティストだのと、決して真剣に観てはいけない要素がてんこ盛りwwwww
CSS総出でサポートする、ジミーのラストミッションのオチを含めて、肩の力を抜いて、とりあえず笑えるアクションが観たい時におすすめの作品です。