あきさかあさひ『キミキス pure rouge(1)〜恋のプロローグ〜』
キミキスpure rouge 1 恋のプロローグ (ファミ通文庫 K 4-2-1 SPECIAL STORY)
- 作者: あきさかあさひ,川田剛
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(エンターブレイン)
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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『キミキス』ノベライズその3。アニメ版を下敷きに、ノベライズ独自の展開を辿った一冊です。
アニメ版のノベライズなので、主人公とヒロインは光一と星乃さん。彼女にデコチューするとか、ある意味でアニメ版よりも進んでいる展開です。
しかしその周囲の男女は、アニメ版以上に複雑さ。
摩央姉ちゃんと甲斐がくっつくのはアニメ版と同様ですが、実はお互い他に気になる相手が。
摩央姉ちゃんは「幼馴染」であるはずの光一が。
甲斐はピアノをきっかけに、深月の存在が気になる。
しかしそれぞれ、
「光一は星乃さんと言う相手がいるから」
「お金持ちの相手と自分とは釣りあわないから」
と、それぞれ思いを偽ってつきあう事に。その時、キスを口にするのではなく頬にするところが両者の距離感を表しているようで切ない。
一輝と二見さん。明日夏との三角関係もどきも、表面化するの次巻以降になり、アニメ本編との違いともあいまって楽しみです。