藤田和日郎『黒博物館スプリンガルド』

黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)

黒博物館 スプリンガルド (モーニング KC)

 19世紀ヴィクトリア朝初期のロンドンに現れた女性ばかりを狙って驚かせていた怪人「バネ足ジャック」。三年後、彼は連続婦女殺人犯としてロンドンに帰ってくるが……。




「バネ足ジャック」と言う一見しては何の事だか分からない怪人を、文字通りのバネ足を持つ異様な姿にビジュアライズした藤田和日郎先生のセンスに脱帽。
 あとはお得意の不器用な男達とか、芯の強い女性だとか、男前な少年だとか、ツンデレな少女だとか登場して藤田和日郎漫画が好きな人には物凄く楽しめる一冊です。
 ウォルターの「くだらないな いいじゃないか」にはやられました。