『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その33「フレフレガッチリ!カンフー忠臣蔵」

 ラゲクの秘伝リンギ「時裂波」により飛ばされたゲキレンジャー達が辿り着いたのは江戸時代。それも、今夜まさに赤穂浪士が吉良邸に討ち入ろうとする所だったのだ。
 しかし吉良上野介には、ゲキレンジャー達を監視するために送り込まれた獣人・臨獣アングラーフィッシュ拳のムコウアが取り憑いていて、さらに元の世界に戻るための操獣刀はムコウアの手の内にある。
 このままでは赤穂浪士の討ち入りは失敗し、元の世界には戻れない。ゲキレンジャー達は歴史を正し元の時代へと帰還するため、討ち入りの前に討ち入りをかける。




 ボウケンジャーでは一度途絶えたものの、塚田プロデューサー作品ではお馴染みとなりかけていた京都ロケ。
 欲を言えば『ボウケンジャー』でも京都ロケを観たかった。着流しのチーフとか、かっこいいんだろうなぁ。でも、京都のプレシャスってドロドロ人の欲望が渦巻いてそうなイメージですけど(笑)。
 それはともかく、誰も彼もみんなノリノリだったのが逆に気になりますwwwww
 ツルツルの深見兄弟。忠臣蔵マニアなラン(こういう話好きそう)。放蕩息子っぽさがやたら可愛いジャン。そしてケンの浪人姿が違和感無さ過ぎて困るwwwww




 獣源郷に拳士達が集結し、いざ決戦! ってところで京都で忠臣蔵かよ!? と思ったけど、そこは『ゲキレン』なので大丈夫でした。
「命を賭けた決意」
「仲間同士で力を合わせる」
と言う赤穂浪士達の生き方が、決戦の地から異邦の地へ飛ばされたゲキレンジャーの戦いの決意をより一層引きたて、赤穂浪士に共鳴させる一因になってました。
「義を見てせざるは勇無きなり」を地で行くゲキレンジャー
 しかし江戸時代に飛ばされた来たのはゲキレンジャーだけではない。
 時空を超えた影響か、一人操獣刀を持っていたせいか、記憶を失ってしまった理央。江戸時代でメレは、理央と夫婦を演じてノリノリ(笑)。
 ってか、理央って記憶が無かったら「酒が無いぞ!」とか言う人だったのか。それにしても、「おメレ!」に吹いたwwwww
 このまま夫婦のまま……と思っているメレが切ない。いいぞキスだ! と言うところに、憎いアンチキショウ、ロンが登場。ある意味ギャグですが、時空を超えると言う恐ろしい事をやってのけます。




 討ち入り前に吉良邸に討ち入るゲキレンジャー
 最初は刀を使っていたものの、慣れていないから峰打ちできない! って事で、素手で戦うカンフー忠臣蔵へと変更! 刀を持った武士達を、素手でことごとく打ち払う! 悪夢のような(笑)忠臣蔵がスタートします。
 二刀流の清水さんが異様にいい味だしてたなぁ。
 いくら探しても見つからない吉良上野介=ムコウア。
 そこへ現れた理央が臨気を感じる事でようやく発見する事ができます。それにつけても、理央とメレの服装が浮いてるなァ。
 ムコウアから操獣刀を取り戻すため、ゲキとリンが香港の夜以来一つとなった。ゲキリントージャ、バーニング・アップ!
 映画に登場した巨大ロボが本編中盤に再登場、と言うのは『マジレンジャー』でやった事だけど、やっぱりいいなぁ。




 ムコウアを下し、獣源郷へ帰還したゲキレンジャー達が見たものは、燃えおちるトライアングルの大樹。
 獣拳の聖地が、己と愛するものを強くするための約束の地が無残に燃え、崩れていく様に呆然とする七人の姿が印象的。獣源郷は、獣拳拳士にとって激・臨問わず聖地であった事に変わりはなかった、と言うのに……。




 次回は、ついに激臨の大乱勃発! 岩となった拳聖達を救うため、ゲキレンジャーが三拳魔に挑む!