第1話「ハニーフラッシュ!」

 同じ日の同じ夜、三人の囚人が同時に脱走した。
 その囚人達の一人、山下次郎の妹である奈々は、貧乏私立探偵・早見に兄を探して欲しいと依頼にやって来る。




 これはよい実写化ですね。
 OPとか、三枚目の探偵だとか、凄く『キューティーハニー』と言うか、永井豪作品の匂いがする。アクションが『牙狼』っぽいと思ったら、スタッフさんが一緒だったのか。
 早見に呼び出されるまで、ハニーが延々と身体測定していた時には何だと思ったけど(笑)。
 そのハニーは妙に幼いと言うか、世間知らずの様子なのは原作のアンドロイド設定を引き継いでいるからか?
 



 しかしパンサークローが、パンサークローと言うよりスマートブレインに見えたのは自分だけかwwww
 きっと、村上幸平さんの人格を使い分ける演技と、アクションの実力の高さ故でしょうが。いつ「上の上ですね」とか言いだすんじゃないかと違う意味でヒヤヒヤ。
 囚人をわざと脱走させて武器を与えて、誰が勝ち残るかと言うギャンブルを行っていた幹部達。こんな悪役らしい享楽に耽るパンサークローの姿に、別の意味で感動した。
 だってパンサークローって言ったら自分の中ではシスタージルでイメージが止まっていて、どこでもあんなのばっかりかと(笑)。
 戦闘員や業者の姿をして人間を解体して平然と掃除してる残虐性はそのものなんですけど。




 ある意味井上脚本らしく、ゲストも一筋縄ではいきません。
 シスコンが過ぎる兄に婚約者を殺され、苦しむ妹……と思ったら、実は婚約者は自分が殺していて、兄に罪をすべて被せて自由になりたかったのでした。しかも最後には兄まで殺して逃走。最後にはパンサークローに口封じに殺されて、痛い最後を遂げたのでした。
 凶器の包丁をぽーいと投げ捨てる姿が逆の意味で清清しかった。




 戦闘員は倒したものの、中条にやられそうになってハニーピンチ! と言うところで終わったのに、次回は「キャバクラ大作戦!」って何だそれー!