第十一夜「闇よ、わが手を取りたまえ」
徹郎から聞いた真実を確かめに教会へと赴く隼人。立木は黒潮から。骸骨男と黒潮の口から、すべての真実が語られる。
同じ夜、白鈴會と組んだ神代と軍が率いる部隊が、作戦行動を開始する……!
そうか……今まで今回の『スカルマン』は『サイボーグ009』の前史的な位置づけになると思っていたんだけど、古代遺跡ならばこれしかない……。
「ゴルゴムの仕業か!」
……あれ? 違う?
そんな事はともかく。
ついに明かされた骸骨男の正体。今までのストーリーの流れから、神崎芳生が骸骨男だと言う事は納得。そして芳生、前神父の手紙、立木、黒潮と事件に関わった者、調べる者から事件の真実が語られはじめる。
神楽村の遺跡から発掘されたのは、骸骨男のマスク。
↓
これを元にガ號計画がスタートし、獣人=GROが生まれた。
↓
神楽はしかし科学者としては理想が高すぎ、彼は宗教家となり、これが白鈴會の前身となる。
↓
彼から研究を横取りしようとした黒潮だったが、埴輪に事を頼んだがやりすぎてしまった。最終的に証拠隠滅に神楽家を全焼させるところまでしてしまう。
↓
その裏で動いた前神父によって、骸骨男のマスクは教会へ(黒潮は彼の動きをつかめなかった)。
↓
芳生は南亜戦争で生き残り、同じく生き残った真行寺姉弟を助けた。
↓
その後、骸骨男のマスクが自分達のルーツだと本能的に知った二人は彼に従い、大伴市のGRO達を倒す活動を始めた。
という流れらしい
今の世にあってはならぬ、人の手には余る技術の隠蔽のため戦ってきた芳生も、体はボロボロの様子。
骸骨男の仮面は身体能力は向上させても、怪我なんかの治癒能力は上がらないようだ。
クーデターに利用され、母体として新人類(GRO?)を産みだされようとしている真耶を救う(殺す)ために戦おうとする芳生だったが……。
サイボーグと戦った骸骨男は、口調から察するにもしや隼人?
そんな隼人も、真耶が「神楽」真耶であったように、「神楽」の人間=辰雄の可能性も出てきた。そういえば、隼人は養子だったし……。
ついにクーデターが勃発した。もちろんヴォグートらも黙っていないだろう。骸骨男、白鈴會、ブレインギアの三つ巴の戦いが始まろうとしている。