『DEATH NOTE ディレクターズカット完全決着版〜リライト・幻視する神〜』
金曜特別ロードショー。今夜は、アニメ『DEATH NOTE』における月とLの戦いをメインに編集した内容でした。
月の最大の理解者はLであり、Lの最大の理解者は月である。と言う事を二人の知能戦を通じて描いています。
あの雨の中の二人が、互いに全く違う人生を送りながらも同じ精神性を持っていた事を知る瞬間。互いに互いを理解しあっていた相手を殺した哀惜や切なさ。
それを知りながらも、Lが死ぬようにレムを仕向けさせ、ついに殺害する。その心境やいかばかりか……なんて一方的な視聴者の連想をぶっ飛ばす月の大・哄・笑!!!
いやぁもう笑った笑った!
やはり月はこうでなくては! 本人いつだって大真面目にやってるのがナチュラルに笑えるのが凄まじい。さすが新世界の神! Lの墓に四つん這いで勝ち名乗りをあげる姿に腹筋崩壊。
絶対あの笑い声、父親達に届いてるって!
しかしLが死ぬ前に笑わなかったり、Lが月=キラだと確信する言葉が無くぼかしていたりと、はっきりと敵として互いを描かなかったところに、今回の総集編のテーマがあったのではないのかな、と思いました。
今回の完全決着版の後に最終話を見返すと、やはり全体を通じて、月VSLの構図を貫いていた事がうかがえます。
深夜アニメかつ、すでに放送終了したアニメですが、こんなぶっ飛んだアニメ版『DEATH NOTE』がゴールデンに進出してくれた事は素直に喜ばしいです。
映画では絶対不可能な、あたらスタイリッシュなノートの書き込み、ポテトチップスの袋の開け方なんかをお楽しみ下さいwwwww
ちなみに、後半はこれがもっとパワーアップしてます。「削除削除削除ー!」とか。
それにしても、この総集編って、月役の宮野真守さんのハイテンションな名演技すべてでしたね。いや、山口勝平さんも必要不可欠ですが、月があまりに濃すぎる……!
あんな気が触れたような笑い方、プロじゃなくっちゃできないよ。うん。