清家未森『身代わり伯爵の結婚』

身代わり伯爵の結婚 (角川ビーンズ文庫)

身代わり伯爵の結婚 (角川ビーンズ文庫)

 読書マラソン3・五十九冊目。
身代わり伯爵」シリーズ第二弾。
 今回も身代わり伯爵となったミレーユが暴れまわります。
 以下感想。
 今回彼女が巻き込まれる身代わり騒動は、何と結婚話。年齢と彼氏いない歴がイコールの彼女の相手は、隣国の女公爵シルフレイア。しかも趣味はオカルトで、特技は呪詛返し!
 そんな凄まじい彼女との結婚話は、当然のように陰謀がつきまとい……。




 結婚=男女が二人でお付き合い。と言う事で、むしろメインはミレーユとリヒャルトとの関係が進展した事でしょう。
 天然カッポーな二人なので、ミレーユが作った殺人兵器級の味のパンを「一生作ってくれ」だのリヒャルトが言ったり、ミレーユはミレーユで誤解を招いたりと、はっきり言ってあらすじの結婚話だのどこ吹く風。
 そして同時に、ミレーユが男だと通していたせいで、周囲にあらぬ誤解が撒き散らされる、混沌領域にストーリーは突入しました。




 今回もツンデレ姫のセシリア大活躍!
 彼女の意外なプロフィールも公開され、色々彼女のツンデレっぷりに磨きがかかってきましたね(ヲイ)!