『プレジデントファミリー 2007.10月号』
ホリプロ社長直伝!子役で輝く子のチェックポイント
愛される子の話し方
好かれるか、嫌われるかは、親の言葉で決まる!
下手なポルノよりも過激な煽り文句に惹かれて購入しました。
何でこう、教育関連の書籍って尖ってるんでしょう。怖いなぁ。
つまりイキイキと活躍し、大人とも物怖じせずに話す子役達のような「人気者」に子どもを育てる事が親の務めであり、そして子どもはそう育つべきである。
それ以外の子どもを社会は認めていないよ!
公然と言い放つ内容でした。
と同時に、子どもなんて所詮「親が育てたように育つ機械みたいなもんだ」と言われているようで凄く気持ち悪い。
子どもの個性だの、子どもの持っている「自分」などと吹聴してみたところで、所詮はそういう個性の子どもしか世の中には必要とされていないし、それ以外は必要じゃない。ゴミ箱直行。
そういう子どもじゃなかった自分にとって、分かっていた事とは言え改めて言われると反吐が出そうになる。
世の中笑っているだけで可愛がられるわけじゃない。
だから「話し方」を磨いて学校の人気者になれ。
シャイな子どもは駄目だから習い事で輝け。
つくづく泣ける。
笑いもせずコミュニケーションも取れず、相手と目も合わせられない子どもは存在しても意味が無いからそうなるな。そうなった奴は知らんと言う事か。
そりゃいらんだろうよ。
世の中そんな何考えているのか分からないUMAみたいな子どもより、分かりやすくて明るい子どもを求めるに決まってるさ。
なんたって分かりやすいから。
分かりやすい奴がいれば比較して、そうでないものは「お前の努力が足りない」とか言ってあっさり切って捨てられるから。
分かりやすい子どもを求める心理と、分かりにくい子供を排除する理屈はいつだって表裏一体。
でも子どもの成長ってそんなもんでいいの?
もっと色々、多様性があってもいいんじゃないの?
そりゃ、大きな事言えませんよ。現実問題、苦労するのは育てるほうだもの。自分はただこの雑誌で言ってる事が気に喰わないから、適当な事言ってるだけですよ。
子育ての苦労なんて、いささかも知りえていませんよ。
でも、気に食わないんだもの。人気者至上主義がとても気に食わないんだもの。
そう育たなかった奴のヒガミ、と言われればそれまでなんですがねっ!
そりゃ確かにいいと思います人気者。所詮あそこは、人気取った奴が一番です。学校が社会の縮図であるなら、社会に出てもそうなんでしょう。
色々な事が有利に進められるでしょう。苦しい事があっても乗り越えていける、健全な強さを手に入れられるんでしょう。
所詮人気者じゃない子どもが手にいれる事ができるものなんて、それに比べればヒネた考えとか、そんなネガティブなものなだけなんでしょう。
何らかの利益を他人に還元できる存在じゃない不人気者は、不必要な存在なんでしょう。
でも結局、そうじゃないのもいていいのと信じたい、それだけなのだ。お前らがいらないって言うなら手前勝手に自己肯定してみるけど、それだけじゃ寂しいしそれもできない奴も結構いたりするから、他人にも肯定されたいのだ。
「我思う故に我在り」と同時に、「君思う故に我在り」でもありたい。
えーっと、駄目だ、話がまとまらないって言うかなに言っていいのか分からん。
ほらつまりあれです、つまるところあれ。
「人気者じゃなくてもいいじゃないか、人間だもの!」