『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その24「ガルガル!なんてこった、弟が!?」

 ゲキレンジャーの前に現れた狼男は、理央に殺されたはずのレツの兄、ゴウだった。彼はひ弱な弟が激獣拳を学んでいる事を知り激怒するが……。




 今回はレツとゴウ、爆走兄弟(笑)のエピソード。
 ジャン達のネーミングは名字が「漢堂」「深見」「宇崎」の頭文字をとって「カンフー」。
 名前は深見兄弟が「レッツゴー」。ジャンが「ジャンプ」でランは「ラン(RUN)」と、英単語から取ってるんでしょう。 




 虫にも怯えるひ弱な(年の離れた?)弟が、学べば否応無しに戦いの宿命に巻き込まれる獣拳の世界に身を投じた事を責めるゴウ。
 ゴウから見れば、絵画の才能を持つレツが獣拳の世界に身を置く事は才能の使いどころ違いも甚だしい上に、危険すぎる。いくら拳聖達がレツを評価しても彼の強さを信じようとはしない。




 激獣ウルフ拳ではなく、あくまで我流で獣拳を学び「獣拳深見流ウルフ拳」と自らの流派とオリジナルの激気である紫激気を身にまとう彼から見れば、弟は未だ幼いあの頃のままだった。




 しかし過激気を身にまとったレツが、「獣拳で絵を描いている」=「強さだけではない、何か」と言うゴウ自身も追い求めたものと同じものを手に入れている事を知って、その強さを認めた。
 幼い頃のレツが描いた絵と爆発が同じ構図なのがお約束だけどよかったなー。でも、「何て物騒なんだ」とかちらっと考えてしまったのは内緒。




 今回、ゴウが使用した禁断のゲキワザ「獣獣全身変」のせいで加齢も止まり、獣の知性のまま世界を放浪していた事が明らかに。
 そして、拳聖達が現在の姿になってしまった事も実にさらっと明かされました。
 かつて拳聖達もこのゲキワザを(おそらくは激臨の大乱で)使用し、三拳魔を封印したものの「不老の呪い」を受け、現在に至る模様。
 臨獣拳の「獣人邪身変」に対応するゲキワザなんでしょうが、基本的に激獣拳には自分の体を変質させる類のゲキワザは無いので、自分の体を獣人に変える事ができる三拳魔に対抗するためにこのゲキワザを使用し、あんな姿のままこれまで何百年と(もしかしたらもっと長く)生きてきたんですね。




 ゴウは人間の姿に戻っていましたが、これは狼男になった時に獣そのものになっているからでしょう。拳聖達は、獣の姿になっても人間の知性を保ってますし……。




 臨獣殿では、激臨の大乱の前哨戦として、マクがバブーン拳のヒヒを送り込む。しかしヒヒも、怒臨気を習得していて……?
 怒臨気を手に入れるためにマントをはがれても耐える理央ですが、こんな獣人すら怒臨気を習得している事を知ってどうしましょう。どうでもいい事ですが、マクに「マントが偉そうなんだよ!」みたいに言われマントをはがれた時に何故か大爆笑してしまいました。
 確かに偉そうだ!




 次回はゲキバイオレットと巨大拳士登場!