愛の行方(『トランスフォーマー』編)

 今回の『トランスフォーマー』でのメガトロンに、どうもピンとこないと思っていた。その理由は、自分はメガトロンに「乙女」を求めすぎていた事にあったんだと思う。
 特に『マイクロン伝説』での漢にして乙女である「素敵」オトメガトロン様を。 
 一番好きな作品だったからなー(と言うか、『マイクロン伝説』以降の三部作はどれも好きで優劣つけられませんが)。




 我ながら何て馬鹿なのだろう。
 あの御方は歴代アニメシリーズの中でも群を抜いた乙女! コンボイにマトリクスがあるように、『マイクロン伝説』のメガトロン様には乙女回路が内蔵されていると思わせるほどなのに!
 かのメガトロン様ほど一途にコンボイを求め愛した破壊大帝はいないのだっ! 
「トランスフォーム!」の代わりに「マテリアライズ!」と叫ぶような、 唯一無二の御方の代役を映画に求めるとは……我ながら不覚ッ!
 



 ……自分。何言ってるの……?
 まぁともかく、何かに対して自分の中の幻像を過度に求めすぎる事は危険、と言う事で。
「何で(自分が求めいるものが)存在しないの?」と言ったり、かと言って「当たり前だナニ言ってんだ馬鹿」なんてご丁寧に言う事も、どっちもかっこ悪くてしたくないし。
 



 一応、理性的な生命体として生を受けたからには、格好良く生きたいんで。
 よし感想書くぞー!