第五夜「偽りの死角」

 モノレールでの事件後、宇佐神が骸骨男では無いかとアプローチを続ける隼人。
 だがその裏で、宇佐神と神代との暗闘が繰り広げられていた。



 
「神の声」を材料に、神代に「玉座」を要求していた宇佐神。
 ニーチェの思想に傾倒し、自ら大伴市の王になろうとした(もっと大きな存在の王か?)彼だったが、スカルマンとその従者とも言える二人によって、彼も射殺されてしまった。
 これによって、スカルマンの標的は、「獣人化する人間」「それに関する何かをつかんだ人間」の二種類である事が確認された。
 



 そして、宇佐神によってある重要な事実が語られる。
 それは、かつて大伴市の名家の息子であった神楽辰男が未だ生存し、父の仇を討っている、と言う情報だった。仮に神楽辰男=スカルマンだとすれば、彼の父は大伴が町を挙げて取り組む獣人化計画に反抗し、そのせいで殺された、と言う推測も成り立つ。
 しかしすでに放送が終了した状態でこういう考察、と言うか妄想をするのはひどく虚しいな……orz




 さらに今回は、物語を追う隼人以外のキャラクターである霧子、そして刑事の新條も中々大きく扱われてきた。霧子は白鈴會に所属する男に関して何らかの因縁があり、また新條は何かといい噂は聞かない大伴警察の中で、一人正義感を持って立ち向かう役を与えられている。
 シリーズ後半に、彼が何か大きな役割を果たす事になるのかどうか。




 それにしても、今回も立木はおしい役どころだった。ナース(あの時代設定だと呼び方は看護婦!)にセクハラ! しかも二回目から赦されてる……ッ!
 まさにおっさん万歳である(ぇー)。