『ロミオ×ジュリエット』第15幕「自我〜進むべく道〜」

 ペトルーキオの死に、自らの無力さを痛感するロミオ。ジュリエットの眩暈と同じくして鉱山は崩落。多くの負傷者が発生する事態が発生する。




 鉱山での事故での後先考えない行動が、結果的に民衆の人々の心をつかむ結果になった。
 悩むロミオもいいが、やはり彼には先のことを考えず、突っ走る方が似合っている。
 打算無く理想を語り、新しい何かを創ってみよう、と言う気概は、「人をその気にさせる」リーダーには必要不可欠な能力だと思う。
 



 一方、ジュリエットはエスカラスと共鳴し、ついに体調にまで影響が出るようになった。これはエスカラスからジュリエットへ影響があるのか。それともその逆なのか。
 エスカラスが世界を支えている、と言う言葉が、今回は鉱山の崩落で視覚的に強調された。ネオ・ヴェローナは空中都市で、空に浮いている事を改めて実感した。
 地面の下に雲海、と言えば幻想的だが、ある意味で果てしない恐怖だった。



  
 娘狩りならぬジュリエット狩りと、民衆への圧力はそろそろ頂点に達している。その中で、コーディリアとペンヴォーリオの仲が微妙に育まれつつある事に吹いた。でもペンヴォーリオ気がついてない!




 次回予告がハーマイオニ仕様! ロミオの部屋に薔薇を飾り、アイリスを握り潰すも、そんな自分を嫌悪するハーマイオニの想いはいかに。