第四夜「散歩する幽霊」

 大伴市最大の宗教団体・白鈴會と大伴製薬を調べていくうちに、「幽霊モノレール」の噂に行き当たった隼人と霧子。隼人は真実を探るべく幽霊モノレールに乗り込むが……。




 関東ではすでに最終回を迎えた『スカルマン』だが、関西ではようやく三分の一。うーむ。まぁ、DVDを追うよりはマシなのかも……。




 スカルマンによる殺人と思しき事件が起こり、ついに大々的に新聞報道までなされる事になった。しかし今回の幽霊モノレールや、前回の女優の鬼塚結衣と付き人である沙夜子を殺したスカルマンは本当に同一人物なのか。
 まずモーゼルとナイフと言う武器の違いもあるし、何より異業の化物とかした人間を狙っているか、そうでないか、と言う違いも在る。
 しかし隼人に襲いかかったのも隼人も同類であると判断しただけかもしれないが。




 今回、深まった謎は白鈴會だった。隼人の叔父の妻、市長とが密接に関係しあう宗教団体。前回沙夜子を怪物化させた事からもそこで大きな影響力を持つと思われる真耶は、芳生に惹かれるものがあるらしい。




 さらに大伴製薬と言う新たな舞台から神代、宇佐神と言う新たなキャラクターも登場した。どうもお互い腹に一物もニ物も持っているような曲者の二人。
 しかも宇佐神はニーチェの超人思想に関心があり、また生物の人工進化(?)のような研究もやっているらしい。真耶の能力が(元々素養のある?)人間を異形と化す能力とするならば、それを人工的に行おうとしているのが彼、と言うか大伴市の思惑なのかもしれない。
 と考えてみたものの、まだまだ謎が深まるばかりで、すべては大伴市の闇の中。
 



 しかし今回一番美味しいところを持っていったのは立木だった。正義の味方と嘯いて、スカルマンとも銃撃戦! 隼人と年齢を超えた友情を育んでいるなど、まさにおっさん万歳である。